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2020.06.09

ドローン保険って加入するべき?ドローン保険の正しい選び方

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ドローン保険って加入するべき?ドローン保険の正しい選び方

個人の趣味や仕事だけでなく、企業や団体による産業利用など、様々なシチュエーションで活用されるようになったドローン。利用する人が増えた今こそ、知って欲しいのが“ドローン保険”の存在です。今回は、ドローン保険がなぜ必要なのか、ドローン保険の種類や選び方など、万が一に備えておきたいドローン保険について解説します。

 

 

ドローン保険って本当に必要?

ドローンの保険の話をする際に、よく耳にするのが
「ドローンは車と違って危険性が低いのに、保険なんて必要ないのでは?」という声です。
確かに、車と比較すれば、大きくありませんし、危険性も少ないかもしれません。しかし、だからといってドローンが事故を起こさないというわけではありません。
想像してみてください。

  • “空撮中のドローンが落下して、建物や車を破損させてしまったら…”
  • “空撮中のドローンが墜落して、他人にケガを負わせてしまったら…”
  • “高価なドローンが不具合によって墜落して、破損してしまったら…”

これらは仮定の話ではなく、全て実際に起こった事故の一例です。
中には、ドローンの事故によって多額の賠償金を請求されたケースもあります。
「正しい操縦技術を身につけて、気をつけて操縦すれば大丈夫」という方も、いらっしゃいますが、ドローンによる事故は操縦技術の問題だけで発生するわけではありません。
突然の風、バードストライク、機体の不具合、電波障害など、万全の注意を払って操縦していたのにも関わらず、事故は発生しうるのです。
万が一の事故に備え、安心を得るために保険に入ることはとても重要なのです。

また、ドローンの飛行許可申請書には、「ドローン保険の加入状況」を記載する欄があります。
スムーズに飛行許可申請を取得するためにも、ドローン保険の加入はおすすめです。

 

ドローン保険の種類について① 賠償責任保険と機体保険

ドローンの保険は、主に2種類あります。
それが「賠償責任保険(施設賠償責任保険)」と「機体保険(動産総合保険)」です。
ここでは、それぞれの保険についての概要を説明します。

賠償責任保険(施設賠償責任保険)

賠償責任保険とはドローンの使用や所有に伴って、他人や物に損害を与えてしまった際に発生する損害補償金を保証するものです。自動車を運転する人にとっての対人損害賠償保険や、対物損害賠償保険と同じだと考えていただければ、分かりやすいかもしれません。
具体的には、以下のような場合などに適用されます。

【対人補償】
操縦不能となり墜落したドローンが、人に接触してケガを負わせてしまった場合など

【対物賠償】
ドローンが操縦不能となって墜落し、下にあった車に傷をつけてしまった場合など

【管理財物損壊賠償】
突風に煽られたドローンが、撮影を依頼された建造物を壊してしまった場合など

【人格権侵害賠償】
空撮した映像をインターネット上にアップしたところ、映像に映り込んでいた近所の人にプライバシー侵害で訴えられてしまった場合など

加入する保険によっては、一部適用外の場合がありますが、基本的な賠償責任保険であれば上記全てが適応されます。

機体保険(動産総合保険)

機体保険(動産総合保険)とはドローンの機体そのものにかける保険です。
墜落や事故などで破損したドローンについて、修理費用などを担保してくれるもので、自動車の保険に例えるならば、車両保険のようなものです。
以下のような場合に適応されます。

【修理費用】
操作ミスや突風を原因とする墜落などでドローンが破損した際にかかった費用

【機体の捜索・回収費用】
飛行中に機体が行方不明になった際に機体の捜索や回収にかかった費用。交通費や宿泊費なども含む。

【損害費用】
ドローンの保管中に起こった火災や、水濡れ、盗難などによって生じたドローンの損害に対する費用
ドローンは10万円以上の高額な製品が多く、産業用の機体になると100万円を超えるものも珍しくありません。損害のことを考えれば、機体保険に入っておいて損はないと言えるでしょう。
実際ドローン所有者の多くの方が、機体保険の加入・検討をしています。しかしその一方で、比較的低価格のトイドローンに関しては、金額的にも保険に加入するメリットがあまりないため、見送られるケースが多いようです。

 

ドローン保険の種類について② 個人向け保険と法人・事業主向け保険

ドローンには賠償責任保険と機体保険があることを紹介しましたが、次に知っていただきたいのが、賠償責任保険と機体保険のどちらにもそれぞれ「個人向け保険」と「法人・事業主向け保険」があり、どちらかを選択する必要があるということです。
言葉だけで聞くと、ややこしく感じるかもしれませんが、実際の内容は至ってシンプルです。

 

個人向け保険

個人向け保険とは、“個人が趣味目的でドローンを使用する”際に加入する保険のことです。勘違いされがちですが“個人向け保険=個人事業主のための保険”ではありません。
ここでいう趣味目的とは操縦者本人あるいは、その家族程度の範囲内で楽しむものであり、かなり限定的な条件になります。後々、空撮した映像をSNSなどでアップすると言った予定があれば、仮にそれで収入を得ていなくとも業務行為とみなされるので、次に紹介する法人・事業主向け保険に加入するようにしましょう。

法人・事業主向け保険

法人・事業主向け保険は、“法人や個人事業主が、事業目的(業務行為)でドローンを使用する場合”に加入すべき保険です。
個人向けに比べて幅広いプランがあることが特徴で、ドローンの所有者以外の人がドローンを操縦した場合に適用されるプランや、海外でドローンを使用した場合に適用されるプランもあります。

 

おすすめドローン保険:個人向け保険編

ドローン保険には賠償責任保険と機体保険があり、さらにそれぞれ個人向け保険と法人・事業主向け保険があることをお伝えしました。
ここからは実際にはどのように保険を選べば良いのか、主要な保険商品と合わせて解説していきます。まずは個人向け保険から見ていきましょう。

賠償責任保険:個人向け

DJI無償付帯賠償責任保険
ドローンメーカー最大手であるDJI製の機体を購入した際に、初年度無料で利用できるプランです。注意すべきは購入時に保険が自動付帯されないことで、保険を有効にするためには、期間内に自身で登録手続きをしなければなりません。

保険料:なし※初年度のみ
保険金:対人・対物の場合、1事故につき1億円まで、交通死亡・後遺障害保険金100万円
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

RCKラジコン保険
RCK(一般財団法人 日本ラジコン電波協会)が提供する、趣味目的でラジコンやドローンを使用する人向けの保険です。比較的価格が安価でなため、先ほど紹介した「DJI無償付帯賠償責任保険 限定利用プラン」の期間が切れる、2年目以降に加入される保険として利用されるケースが多いようです。

保険料:4500円/2年
保険金:対人・対物の場合、1億円まで
免責額:1事故につき5万円
さらに詳しい内容と登録はこちらから

グッド保険サービス パーソナル総合障害保険
グッド保険サービスが提供する個人向けドローン保険です。こちらの保険の最大の特徴は、賠償責任保険でありながら、機体保険もついてくる点です。
損傷した機体の補償額は1事故につき上限10万円なので、所有する機体の価格と補償額に、大きな開きがない場合には、賠償責任保険と機体保険を別々に加入するよりも、安く抑えられるというメリットがあります。

保険料:10000円/年※機体保険料を含む
保険金:対人・対物の場合、1事故につき1億円まで、交通死亡・後遺障害保険金188.6万円、その他、機体補償あり、1事故につき10万円まで
免責額:対人の場合なし、携行品損害保険金の場合3000円、受託物の場合5000円
さらに詳しい内容と登録はこちらから

日本ドローン協会 個人/一般会員特典
日本ドローン協会の一般会員に加入することで得られる特典の一つに賠償責任保険があります。通常の保険加入と比べると割高ですが、その他の特典である“ドローン技能検査審査料の割引”、“ドローンに関する様々な情報提供とF Bコミュニティへの参加”、“各種有料セミナーやイベントの割引”にメリットを感じられる方は、加入を検討してみてはいかがでしょうか。

保険料:1980円/月もしくは23760円/年
保険金:個人賠償責任危険補償1億円(示談交渉代理付き)、交通死亡・後遺障害保険金100万円、その他、会員特典あり
免責額:賠償の場合なし、機体の場合2000円
さらに詳しい内容と登録はこちらから

機体保険:個人向け

DJI機体保険
DJIのドローン専用の機体保険です。選択できるプランが3つあり、いずれのプランも損害費用や、機体の捜索・回収費用など基本的な機体保険としての補償が含まれています。
各プランの特徴としては、ドローン所有者だけの利用を想定した基本保証だけのAプラン、所有者以外の使用補償も含めたものがBプラン、海外での事故にも対応したものがCプランです。保険料は使用する機体の新品価格を元に算出されます。送信機や付属品に保険をかける際には別途算出する必要があるので注意が必要です。

保険料:保険金額の8%〜14%/年※プランにより異なる
保険金:対象となる機体の新品価格(再調達価格)
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

グッド保険サービス パーソナル総合障害保険
賠償責任保険:個人向けでも紹介した、賠償責任保険と機体保険が合体したプランです。
所有するドローンの価格が10万円に近い場合や、賠償責任保険と機体保険それぞれ個別に加入せずに、年間10000円というお得な保険額でどちらの保険にも加入したい方におすすめです。

保険料:10000円/年※賠償責任保険料を含む
保険金:1事故につき10万円まで、その他賠償責任保険の補償あり
免責額:1事故につき3000円
さらに詳しい内容と登録はこちらから

 

おすすめドローン保険:法人・事業主向け保険編

ここからは法人・事業主向けの賠償責任保険と機体保険をご紹介していきます。一部、個人向けと重複するプランもありますが、改めて紹介させていただきます。

賠償責任保険:法人・事業主向け

DJI無償付帯賠償責任保険
個人向けの項でも紹介した、DJI製の機体を購入した際に、初年度無料で利用できるプランです。個人向けとの違いに、適応される保険金額と、免責額の有無がありますが、いずれにせよ、無償で付与してもらえる保険としては充実した内容です。
個人向け同様、自動付帯ではないため、期間内に登録手続きをして保証を有効にしておく必要があります。

保険料:なし※初年度のみ
保険金:対人の場合、1事故につき1億円まで、対物の場合、1事故につき5000万円まで
免責額:1事故につき5万円
さらに詳しい内容と登録はこちらから 

DJI賠償責任保険 標準プラン
「DJI無償付帯賠償責任保険」が切れた後に、契約することを想定されて用意されたもので、保証内容も似ていますが、保険料・保険金の異なる3つのプランが設けられていたり、免責額が不要になっているなど細かな違いがあります。利用の際は、実際のドローンの使用環境にあった最適なプランを選ぶようにしましょう。

保険料:8400円〜24000円/年※選択プランと基本保証支払い限度額により異なる
保険金:1億円、5億円、10億円から選択可能
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

東京海上日動 ドローン保険 
東京海上日動が提供するWEB完結保険です。加入の手続きから決済、事故報告まで、全てWEB上で完結するという形をとることで価格が抑えられているほか、ドローンの購入時期にかかわらずいつでも加入できる点や、免責額がないことなど、様々なメリットがあります。こちらの保険も、保険料・保険金の異なる3つのプランが存在します。
DJI製以外のドローンを所有されている方はもちろん、価格の安さからDJI製のドローンを持っていても2年目以降の保険として乗り換えられる方もいらっしゃいます。

保険料:6150円〜14030円/年※選択プランと基本保証支払い限度額により異なる
保険金:1億円、5億円、10億円から選択可能
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

日本ドローン協会 法人・個人事業主/事業用会員特典
個人向けの項で紹介した、日本ドローン協会の法人・個人事業主/事業用版です。
保険料や保険金に違いはありますが、その他の特典については個人/一般会員版と変わりません。他の保険に比べて割高なので、その他の特典を利用しない場合は、あまり加入するメリットはありません。

保険料:6980円/月もしくは83760円/年
保険金:身体財物共通1億円(1事故、1名)、個人賠償責任危険補償1億円(示談交渉代理付き)、その他、会員特典あり
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

機体保険:法人・事業主向け

DJI機体保険
個人向けで解説したものと、名称・内容共に同じプランです。保険料は使用する機体の新品価格を元に算出されます。送信機や付属品を含めた機体一式で申し込む際には見積もりページで算出される金額が保険料となります。

保険料:保険金額の8%〜14%/年※プランにより異なる
保険金:対象となる機体の新品価格(再調達価格)
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

東京海上日動 ドローン保険
賠償責任保険でも紹介した東京海上日動のドローン保険には、機体保険もあります。
WEB上で完結できる保険で、「DJI機体保険」よりも、安価に利用することができるためDJI製以外のドローンユーザーはもちろん、D J I機体保険から乗り換えて利用する人もいらっしゃいます。
機体保険の種類は、ドローン所有者向けのライトプラン、所有者以外の使用補償も含めたスタンダードプラン、海外での事故にも対応する海外プランの3つがあります。

保険料:3700円〜165940円/年※プランや機体により異なる
保険金:保険加入時のドローンの協定保険価額
免責額:なし
さらに詳しい内容と登録はこちらから

 

農業用ドローンの保険の選び方について

2019年7月に農薬散布の規制緩和が行われ、ますます活躍の場を広げている農業用ドローン。高額な機体が多いことや、農薬散布という特殊な作業を行うが故に起こり得る事故などを想定して、農業用ドローン専用の保険プランが誕生すると思われましたが、現時点では農業用ドローンだけに特化した様な保険商品はありません。
農業用ドローンのための保険選びですが、現状では他のドローンの保険と同じ様に、今回の記事で紹介したものから選ぶという方法で問題ないでしょう。
AGRAS MG-1などのDJI製品の場合であれば初年度は「DJI無償付帯賠償責任保険」の対象となるので、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

また、国内の農業用ドローンメーカーでは、自社製ドローンに対して、独自のドローン保険をセットで利用できる制度が整備されています。一般的なドローン保険にある、賠償責任保険と機体保険に該当するもので、農業用ドローンならではの保険という感じではありませんが、自社製品専用保険ならではの良心的な価格設定が魅力です。
今後、同じ様な流れで保険とセットになった農業用ドローンが登場するかもしれませんね。

 

適切な保険に加入して、快適なドローンライフを!

今回は、ドローン保険に加入することの重要性から、保険の選び方を解説しました。適切なドローン保険を選んで、万が一の事故に備えれば、より安心してドローンを運用できるようになります。快適なドローンライフ実現のためにも、ぜひドローン保険加入をご検討ください。

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