【最速まとめ】DJIの最新作「MAVIC2」シリーズの特徴や前モデルとの違いなどを紹介!
全世界待望のMavicシリーズの最新作「MAVIC2」が発売となりました!
折りたたみ可能で高品質な空撮が楽しめるドローンとして大人気のMAVIC(マビック)シリーズ。
MAVIC2では、新たに「MAVIC2 Pro」と「MAVIC2 Zoom」の2種類が発売されています。
そこで今回は、どこよりも早く、DJIから新しく発売されたこのMAVIC2シリーズについて、ご紹介したいと思います。
・Mavic2 Proの特徴
最新作である「Mavic2」シリーズにおいて「Mavic2 Pro」「Mavic2 Zoom」の違いは”搭載されている「カメラ」が違う”という点です。
「Mavic2 Pro」には、新しくHasselblad(ハッセルブラッド)社のL1D-20cカメラを搭載。
このカメラには1インチのCMOSイメージセンサーが採用されており、前モデルのMAVIC Proと比べてより多くの光を取り込むことができ、より繊細で美しい空撮が可能となりました。
他にも
・「10-bit Dlog-M カラープロファイル」による10億色以上の色彩情報の保持が可能
・「4K 10-bit HDR」動画に対応しており、色調豊かな映像配信が可能
・「F2.8 – F11」の絞り調整を内蔵しており、より滑らかな画質を表現することが可能
と、あらゆるハイアマチュア、プロも納得の超高画質撮影を可能とするカメラ性能を実現しました。
<MAVIC2 Pro カメラスペック>
センサー:1インチCMOSセンサー、有効画素2000万画素
レンズサイズ:28mm(35mm換算)
ISO感度:動画(100~6400)、写真(100~12800)
動画:4K(3840×2160 24/25/30p)、2.7K(2688×1512 24/25/30/48/50/60p)
ビデオビットレート:100Mbps
・Mavic2 Zoomの特徴
「Mavic2 Zoom」には、DJIの民生用ドローンとして初の「ズームカメラ」を搭載したドローンです。
Mavic2 Zoomでは、光学2倍ズーム(24mm~48mm)を可能として、さらにデジタルズームを合わせて、最大4倍までズームが可能です。
1/2.3インチのイメージセンサーを搭載し、これまでドローンではなかなか表現が難しいとされていた「望遠」による被写体との距離感を可能な限り縮めたダイナミックな撮影が可能になります。
他にも、
・「ハイブリッドオートフォーカス」によって、前モデルより最大40%早いフォーカス機能を実現
・新しい撮影機能「ドリーズーム」により背景だけが迫ってくるような新感覚のクリエイティブ撮影が可能に
・望遠レンズによる9枚の同時撮影と合成機能により、「4800万画素」の超高解像度の写真が作成可能
など、これまでのドローンとは違う、全く新しい空撮表現にチャレンジができる機体となりました。
<MAVIC2 Zoom カメラスペック>
センサー:1/2.3CMOSセンサー、有効画素1200万画素
レンズサイズ:24mm – 48mm(35mm換算)
ISO感度:動画(100~3200)、写真(100~3200)
動画:4K(3840×2160 24/25/30p)、2.7K(2688×1512 24/25/30/48/50/60p)
ビデオビットレート:100Mbps
・MAVIC2シリーズ共通の特徴
では、続いて、ここからは、MAVIC2シリーズのどちらにも共通する、機体の特徴について見ていきましょう。
特徴としては、今回、前モデルからほぼ全ての性能がアップデートしている点が特徴として挙げられます。
まさに一般向けドローンとして最高傑作とも言えるような最高品質のスペックが搭載されています。
・飛行時間
MAVIC2シリーズの最大飛行時間は「31分」と、ほぼDJIドローンの中でも最長クラスに。
これで、一度のフライトでも十分に空撮を楽しむことができるようになりました。
・伝送距離
MAVIC2シリーズでは、刷新されたOcuSync2.0(オキュシンク2.0)が採用されており、最大伝送距離が5kmとなっています。
また、1080pの動画をアプリ上に伝送できるため、フライト後、そのままSNSなどに映像をアップロードできる品質となっています。
その他のOcuSync2.0の機能として、リアルタイムに2.4GHzと5.8GHzを自動切替するため、電波干渉が多い場所でもクリアな伝送が可能です。
・内部ストレージ
前モデルには搭載されていなかった内部ストレージが今回Mavic2から搭載されました。
SDカード8GB分の保存が可能なため、万が一SDカードを忘れた場合でも、空撮を楽しむことができます。
・全方位の障害物検知システム
DJIドローンとして初めての「全方位障害物検知システム」を搭載。
前方、上方下方、左右、後方とあらゆる角度で障害物を検知するため、ドローンの安全性がさらに向上しています。
また「APAS(エーパス)」という高度操縦支援システムが搭載されており、障害物を回避しながら飛行することも可能です。
・低ノイズ化
前モデルと比べて、19%減の低ノイズ化を実現。
そのため、従来と比べても、飛行が驚くほど静かになりました。
・まだまだある!撮影の表現が無限に広がる多種多様な撮影モード
MAVIC2シリーズのアップデートはまだまだ存在します。
多種多様に用意された撮影モードを使用することで、どんなレベルのユーザーでも驚くような空撮映像を撮影することが可能になりました。
・ハイパーラプス
ハイパーラプス機能を使用すれば、優れたタイムラプスの撮影を様々な表現で行うことが可能です。
「フリー」「サークル」「コースロック」「ウェイポイント」と4種類のモードが用意されており、ユーザーが自由に撮りたいタイムラプスを撮影することができます。
・アクティブトラック2.0
従来のアクティブトラックからさらに進化。
対象物の認識機能が大幅に向上し、さらに軌道予測機能や最大飛行速度72km/hまでの高速トラッキングにも対応しています。
・パノラマ撮影
最近何かと話題のパノラマ撮影にももちろん対応。
スフィア/180度/水平方向/垂直方向など、4種類のパノラマ撮影に対応しています。
・クイックショット
その他、様々な映像表現を可能にする多数のクイックショットを搭載しています。
被写体の周囲を旋回する「Point of Interest(POI)2.0」やアプリ上で飛行計画ができる「ウェイポイント2.0」、背景が迫ってくる「ドリーズーム」、パノラマからの自動旋回「アステロイド」、ブーメランのように旋回する「ブーメラン」など、計5種類の撮影モードによって、クリエイティブな撮影が可能です。
・前モデルと比べてサイズは少し大きくなった
MAVIC2シリーズは、前モデルよりも少しだけサイズが大きくなり、また重量も増加しています。
MAVIC2 Pro | MAVIC2 Zoom | MAVIC Pro | |
機体重量 | 907g | 905g | 734g |
サイズ (たたんだ状態) |
214x91x84mm |
214x91x84mm (LxWxH) |
198x83x83mm (LxWxH) |
対角寸法 | 354mm | 354mm | 335mm |
とは言っても、アップデートされた性能を考慮すれば、数ミリメートルのサイズ感は、誤差と言えるレベルのはずです。
・前モデルから削除されたもの:DCI4Kフォーマット
前モデルMAVIC Proにはあって、MAVIC2シリーズにはない性能は4K撮影のフォーマットです。
4K撮影には、実は2種類のフォーマットが存在しており、MAVICシリーズでは、
MAVIC Pro:UHDTV、DCI4K
MAVIC2シリーズ:UHDTV
に対応しています。
ただし、DCI4Kは、主に映画での4K撮影時に使用されるものとなっており、MAVICでの用途を考えると、なくても問題はないと言えるでしょう。
・MAVIC2シリーズとPhantom4Pro V2.0はどちらが買いか?
これらの驚くべく最高スペックを備えたMAVIC2シリーズですが、特に「MAVIC2 Pro」のカメラ性能としては、ほとんど「Phantom4Pro V2.0」と同等です。
MAVIC2 Pro | MAVIC2 Zoom | Phantom4Pro V2.0 | |
センサー | 1インチCMOS | 1/2.3CMOS | 1インチCMOS |
有効画素数 | 2000万画素 | 1200万画素 | 2000万画素 |
ISO感度 |
動画:100〜6400 写真:100〜12800(M) |
動画:100〜3200 写真:100〜3200(M) |
動画:100〜6400(M) 写真:100〜12800(M) |
最大静止画サイズ | 5472 × 3648 | 4000 × 3000 | 5472 × 3078 |
動画解像度 (H.264) |
4K:3840×2160 2.7K:2688×1512 |
4K:3840×2160 2.7K:2688×1512 |
4K:3840×2160 2.7K:2688×1512 |
最大ビデオビットレート | 100Mbps | 100Mbps | 100Mbps |
違いとしては、写真の最大サイズか、動画撮影におけるH.264フォーマット時の4K撮影のフレームレートぐらいです。
その他センサーサイズ、ISO感度、ビデオビットレートなどはほぼ同じスペックとなっています。
金額もほとんど同じため、どちらが良いか悩んでしまうかと思いますが、もし産業用として使用する予定がないのであれば、MAVIC2 Proで問題ないと思います。
Phantom4Pro V2.0の利点は、機体サイズが大きいため、カスタマイズがしやすい、という点に尽き、今後赤外線カメラなどの搭載や測量データの取得などの可能性がある場合には、Phantom4Proを選択した方がよいと思います。
それら以外の用途、例えば空撮目的がメインなのであれば、MAVIC2 Pro、もしくはMAVIC2 Zoomで間違いないと言えるでしょう。
・MAVIC2シリーズの値段
MAVIC2シリーズは「MAVIC2 Pro」が194,000円、「MAVIC2 Zoom」が162,000円です。
現在、既に発売中となっています。
以上、DJI最新ドローン「MAVIC2シリーズ」の解説をしてきました。
DJIの最先端の技術が詰まった本製品は、まさにドローンの最高傑作と言っても過言ではありません。
ぜひ今の内に手に入れて、その有り余る高機能を思う存分に使ってみては、いかがでしょうか。
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