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2021.08.18

2022.06.20

ドローンスクールの選び方は?失敗しないために参考にしたい13のチェックポイント

ドローンスクールの選び方は?失敗しないために参考にしたい13のチェックポイント

 

ドローンに興味がある、操縦してみたいと思った時に、やはり気になるのはドローンのスクールですよね。

 

費用はかかりますが、その分無駄な時間を短縮でき、資格取得などもできる点は魅力的です。

 

しかし、いざドローンスクールを検討しようと思っても、どれを選んだらよいのか分かりにくいのも事実。

そこで今回は、ドローンスクールを選ぶ際に参考にしたいチェックポイントをご紹介したいと思います。

 

ぜひドローンスクール選びに迷っている方は、参考にしてみてください。

 

 

チェックポイントその1:自分の目的とマッチしているか

 

まずドローンスクールを検討する上で、大切なのが、スクールを受講する目的を再確認することです。

趣味で空撮を楽しみたいのか、仕事で使えるようになりたいのか。

 

各ドローンスクールには、それぞれ得意な分野や不得意な分野がありますので、自分の中でやりたい優先順位を付けておくと、スクール選びが行いやすくなります。

 

もし、趣味でやりつつ、いずれは仕事でもやってみたい・・・などまだ目的が曖昧な場合は、今後どのような分野でも活躍できる「基礎」が身に付けられる講習を選びましょう。

 

「基礎」とはつまり”ドローンを安全に運用できること”を指しますので、ドローンの安全運航に関する知識や操縦技術などに力を入れている所がよいかと思います。

 

またドローンスクールを運営している母体が何をしている会社なのか、調べるとよいこともあります。例えばプロのカメラマンが運営したり講師を努めているドローンスクールであれば、質の高い空撮講習を受講できる可能性があります。

 

またインフラ点検を主な事業としている会社が運営しているドローンスクールであれば、現場でのノウハウを教えてくれるかも知れません。

 

 

チェックポイントその2:国交省認定の団体かどうか

 

現在様々なドローンスクールでは、講習修了者に独自の資格認定を行っているところが増えてきています。

 

その中でも選び方のポイントとしては「国交省認定」の資格発行を行っているドローンスクール、団体であるかをチェックするようにしましょう。

 

ドローンはまだ国家資格ではありませんが、国土交通省認定の資格を持っていると、業務利用時に必要となる「飛行申請」記入時に技術証明欄の省略ができる等メリットがあります。

 

せっかく講習を受けるのであれば、この国交省が指定する資格を取得しておく方がよいかと思います。

なお、国交省が指定する資格の発行団体の一覧は以下より確認が可能です。

 

無人航空機の講習団体及び管理団体一覧

 

 

チェックポイントその3:追加飛行形態をすべて取得できるか

現在、民間で取得できるドローンの資格には、追加飛行形態というものがあります。

これらは前述の国土交通省のHPから確認できます。□はその飛行形態が取得できないドローンスクールということを意味しています。

 

例えば夜に現場で作業するためにドローンを使用するのであれば、「夜間飛行」の飛行形態が取得できるドローンスクールを選ばなければなりません。

 

また農薬散布を行うのであれば、「危険物輸送」「物件投下」の追加飛行形態が必須です。

物件投下を取得できない民間資格やドローンスクールもありますのでご注意ください。

 

飛行させる場所や飛行させる方法によっては以下の飛行形態が必要な場合もあります。

  • 人又は家屋の密集している地域の上空
  • 人又は物件と30mの距離が確保できない飛行
  • 進入表面等の上空の空域

 

いくつか追加飛行形態がありますが、資格を取得するのならすべての飛行形態を取得しておくことをオススメします。なぜなら仕事をする上でも、趣味で飛行させる上でも選択肢が増えるからです。

 

またドローンスクールによっては基本料金は安くても、飛行形態を追加していくと料金が倍以上になるケースもあります。

申し込む前に必要な飛行形態を解除できるかどうか、しっかり確認しましょう。

 

 

チェックポイントその4:実際の業務でもドローンを使用しているか

 

また次に重要なのが、そのドローンスクール自体が、実際に講習以外でもドローンを使用しているか、は大切なポイントになります。

 

なぜなら、スクールのみの運営だったり、ドローンと全く無関係な業務を行っている会社のスクールでは、実際の現場の操縦のポイントとズレている可能性があるからです。

 

ドローンは映像で見たり、インターネットで調べたりするのと、実際に操縦するのとでは、感覚が全く異なります

さらにそれをただ飛ばせるのと、業務として外で飛ばすのでは、知らなければならないポイントが違ってくるのです。

 

スクールでは安全な場所を確保して練習を行いますが、実際にドローンを飛行させる際には障害物などが多数あり、周囲の状況が毎回異なります。

 

そのような実際の飛行環境に即した技術的知識を提供できるかは、やはり普段から業務でドローンを使用しているかどうかが、大きく関係してくるでしょう。

 

またHPの紹介写真に無料の素材を使用しているドローンスクールは現場の経験がない、もしくは少ない可能性があります。デザイン上の都合で現場で撮影した写真を使用していないケースもありますが、1つの判断基準になるでしょう。そういったスクールは避けたほうが無難です。

 

 

チェックポイントその5:講師の質はどうか

 

スクールと同じく、講習を担当する講師についても同様です。

実際に業務でドローンを利用しているからこそ、現場でしか知りえないような生の情報を伝えることができます。

 

また、現場での経験が多ければ多いほど、その人の目的に合った役立つ知識を教えてくれたりもします。

 

そのため、スクール選びの際には、事前にどのような講師が講習を担当するのかを確認しておくとよいでしょう。

 

 

チェックポイントその6:無料の体験会や説明会を開催しているか

 

ドローンの講習は、通常、数日間開催され、費用は数万~数十万円程度必要です。

 

そのような比較的大きな投資を行う前には、やはり事前にスクールの講習にあたりコースの内容や施設の様子などは確認しておきたいものです。

 

スクールによっては、無料の説明会ドローンの体験会なども開催されていますので、まずは一度足を運んで、自分の目的に合うかどうか確認してみましょう。

 

 

 

 

チェックポイントその7:操縦時間がたっぷりあるか

 

これは講習のカリキュラムの内容の話になりますが、まず基本的に最も大切なのは、「どれだけドローンにさわれるか」は重要なポイントです。

 

なぜなら、普段ドローンを飛行させる機会がないため、ドローンの講習を受けに来ているのであって、別に座学を聞くために受けているわけではないからです。(※特別な技術要件の講習は別です)

 

ドローンスクールによっては、座学の時間がカリキュラムのほぼ半分以上を占めているものもあり、内容については、十分に検討する必要があります。

 

ドローンに関して言えば、何より実際に飛ばすことがかなり重要になってきますので、講習において操縦時間がたっぷり確保されているかどうかは、事前に確認するようにしましょう。

 

また実技講習のうち半分以上をPCを使用したシュミレーターで行うスクールもあります。シュミレーターが好きなら良いですが、実機で練習を行いたいのであれば、事前に確認し実機での実技時間を多くとっているスクールを選びましょう。

 

 

チェックポイントその8:マンツーマンに近い形か

 

しっかりと実機での実技講習を行いたいのであれば、マンツーマンに近い形のスクールを選んだほうが無難です。なぜなら講師1名につき、担当する受講生の数が増えれば増えるほど実機での実技講習の時間は減る傾向にあるからです。

 

またドローンに操縦は、操縦者によってつまずくポイントがかなり違います。

 

多くの人と一緒に講習を受けるような場合だと、流れ作業のように基本操作の確認のみで終了してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

 

操縦におけるクセなども人それぞれ違うので、なるべく講師と一緒になって徹底的に腕を磨いていきたいところです。

 

一方でマンツーマンに近い形になればなるほど講習の金額は上がっていく傾向にあります。

 

チェックポイントその9:飛行場所は屋外か屋内か

 

スクール選びにおいて、練習場所も大切です。

屋外の場合は、外で練習を行いますので、実際の飛行環境に近い形で練習ができます。

しかしその反面、天候の影響を受けやすく、夏は暑い、冬は寒いなど、練習に集中できない可能性も考慮しましょう。

 

屋内の場合では、屋外のように、外部の環境に影響されることなく練習に集中できますので、特に初心者のうちにはオススメです。

 

しかしその反面、実際に外の場面を想定した練習ができない点がありますので、練習後は、実際に外にも出て、復習するようにしましょう。

 

 

チェックポイントその10:講習用のドローンの機体は何か

 

スクール選びの際には、実際に使用されるドローンの機体についても確認するようにしましょう。

 

一般的に普及しているDJIのPhantomシリーズ、mavicシリーズなどで講習を行う場合、測量などの3Dマッピングを想定した自動航行などの使い方などでは十分ですが、操縦技術を磨くという点では機体が安定しすぎてしまい、やや不十分の可能性があります。

 

本当に初めての飛行を行うための初歩的な操作であれば、これでもよいかもしれませんが、やはり趣味や産業用途で安全に操縦ができることを考えると、もう少し応用が利く機体で練習をしたいところです。

 

この辺は講習を受講する目的や、カリキュラムの内容によって異なってくるものですが、念のため、使用するドローンの機体も確認するようにしましょう。

 

 

チェックポイントその11:日程は柔軟に変更可能か

 

スクールを選ぶ際には、急な予定が入ってしまった時の日程の変更が可能かも大切なポイントです。

 

月一度の開催など、その日程でしか開催していない場合、予定の変更がなかなか難しくなります。

そのため、可能であれば常時講習を行っているような所を選んだ方が、後々の急な予定の変更でも、対応がしやすくなります。

 

 

チェックポイントその12:受講生の感想はあるか

 

初めてのスクールの受講は、誰でも緊張してしまうものですよね。

 

そんな時は、やはり既に受講した卒業生の声などがあると、どんな環境なのかを知ることができ、安心できるものです。

 

また感想を載せているということは、それだけサービスに自信があるということでもありますので、検討しているスクールにそれらがあるか一度確認してみましょう。

 

 

チェックポイントその13:卒業後のサポート

 

ドローンスクールは、何も受講をすることだけが目的ではないはずです。

そのため、受講後も何かサポートや気軽に相談できるような環境があるのかも、チェックしておきたいところです。

 

また、今後ドローンの機体などを揃えていく場合には、ドローンの本体やバッテリーの販売などもあると、さらに便利ですね。

 

 

 

まとめ

 

以上、ドローンスクール選びでチェックしたいポイントを紹介してきました。

まとめると以下のようになります。

 

✔️ 自分の目的とマッチしているか

✔️ 追加飛行形態をすべて取得できるか

✔️ 国交省認定の団体かどうか

✔️ 実際の業務でもドローンを使用しているか

✔️ 講師の質はどうか

✔️ 無料の体験会や説明会が開催しているか

✔️ 操縦時間がたっぷりあるか

✔️ マンツーマンに近い形か

✔️ カリキュラムの内容はどのようなものか

✔️ 飛行場所は屋外か屋内か

✔️ 講習用のドローンの機体は何か

✔️ 日程は柔軟に変更可能か

✔️ 卒業後のサポート

 

いずれも、実際に講習を受けようとした際には大切なポイントになってくるかと思います。

ぜひ今検討しているドローンスクールにも、これらのポイントが当てはまるか、一度確認してみてください。

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