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2019.02.13

2020.12.15

ドローンスクールで助成金って使えるの?人材開発支援助成金について

ドローンスクールで助成金って使えるの?人材開発支援助成金について

 

ドローンの講習を受講したい、となった時、国が実施している助成金が使えると便利ですよね。

 

しかし、いざ助成金のことを調べようとしても難解な言葉が多く、内容が分かりにくいのも事実です。

そこで今回は、ドローンスクールの受講において申請可能な助成金について解説したいと思います。

 

 

ドローンの講習で関係がある助成金「人材開発支援助成金」とは

 

ドローンの講習にあたって申請ができる助成金は「人材開発支援助成金」になります。

 

これは厚生労働省が行っている制度で、職業訓練を実施する事業主等に対して訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成する等により、企業内の人材育成を支援するものとなっています。

 

そのため、基本的に本助成金を申請できるのは「法人」のみとなっており、支給対象事業主及び事業主団体等は「雇用保険適用事業所」であることが必要です。

 

また申請者は正規雇用されている労働者が対象です。

有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者は対象にならず、被雇用保険者が対象のため、事業主自身・会社役員も対象外となります。

 

 

人材開発支援助成金の内容

 

該当する要件と申請方法によって助成金の内容が変わりますが、基本的に2種類となっています。

それが「特定訓練コース」と、「一般訓練コース」です。

 

<特定訓練コース>

 

対象者:雇用契約締結後5年以内・35歳未満の若年労働者

対象条件:訓練の時間が10時間以上であること、Off-JT(職場外研修)に基づき行われる訓練であること

助成金額:経費助成 45(30)% + 賃金助成 760(380)円/時・人 ※カッコ内は中小企業以外

 

<一般訓練コース>

 

対象者:35歳以上の労働者

対象条件:訓練の時間が20時間以上であること、Off-JTに基づき行われる訓練であること、セルフ・キャリアドック(定期的なキャリアコンサルティング)を対象時期を明記して規定すること

助成金額: 経費助成 30% + 賃金助成 380円/時・人

 

 

人材開発支援助成金の受給例

 

では、人材開発支援助成金を受給した場合、一体どのぐらいの金額になるのか例を見てみましょう。

※これはあくまでも参考例です。実際のスクールとは関係ありませんのでご注意ください。

 

<特定訓練コースの場合>

 

例えば、中小企業で、受講者が35歳未満かつ採用5年以内の正社員の人が申請を行えば「特定訓練コース」のOff-JT訓練となります。

 

その際、15時間32万円の講習を受けていれば、

 

・賃金助成金:760円 × 15時間 = 11,400円

・経費助成金:320,000円 × 45% = 144,000円(※限度額15万円)

助成金受給額合計:155,400円

 

となります。(審査結果等により前後する可能性があります)

 

<一般訓練コースの場合>

 

また、一般訓練コースの例も見てみましょう。

仮に中小企業の35歳以上または採用5年以上の正社員の人が申請を行えば「一般訓練コース」のOff-JT訓練となります。

 

その際、20時間37万円の講習を受けていれば、

 

・賃金助成金:380円 × 20時間 = 7,600円

・経費助成金:370,000円 × 30% = 111,000円(限度額7万円)

助成金受給額合計:77,600円

 

となります。(審査結果等により前後する可能性があります)

 

 

助成金を申請する流れや必要書類は?

 

助成金を申請するにあたっては、主に以下の流れとなります。

 

事前準備

 ・「事業内職業能力開発計画」の策定

 ・「年間職業能力開発計画」の策定

 ・「職業能力開発推進者」 の選任

①都道府県労働局へ必要書類の提出 ※訓練開始前日の1ヶ月前まで

 ・訓練実施計画届

 ・年間職業能力開発計画

 ・訓練カリキュラム

 ・訓練別の対象者一覧 など

②労働局から申請受理の通知 ※訓練開始の約1週間程度前

③訓練の実施(ドローンスクールの講習を受講)

④支給申請書の提出 ※訓練終了日の翌日から2か月以内

 ・支給申請書

 ・賃金助成及びOJT実施助成の内訳

 ・経費助成の内訳

 ・OFF-JT実施状況報告書

 ・支給要件確認申立書 など

⑤助成金の受給

 

 

助成金申請の問い合わせ・申請窓口・各種資料

 

以上、助成金についてのおおまかな流れをご紹介してきましたが、制度内容の変更等もあり、本内容が必ずしも正しい情報とは限りません

 

そのため、最新の情報や助成金に関する詳しい内容は、必ず各都道府県労働局の窓口で確認するようにしてください。

 

雇用関係各種給付金申請等受付窓口一覧

人材開発支援助成金(厚生労働省)

申請書のダウンロード

人材開発支援助成金のご案内

 

 

ドローンの講習で申請可能な「人材開発支援助成金」は、講習にかかる費用を助成してくれるありがたい制度ですが、必要な条件や書類などが複雑です。

 

また、申請に関しても、講習受講前までに受理される必要がありますので、助成金の利用を検討の際は、ぜひ前もって計画的に進めてもらえればと思います。

 

それでは、ありがとうございました。

 

 

 

 

※本記事の内容はあくまでも参考情報となります。

助成金の詳しい内容は、必ず都道府県労働局の窓口にてご確認ください。

 

(参考)

・兵庫労働局職業対策課(ハローワーク助成金デスク)

 078-221-5440

 

・島根労働局訓練室

 0852-20-7028

 

・岡山労働局助成金事務室

 086-238-5301

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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