ドローンのお仕事~非破壊検査~
ドローンで普及が進んでいる産業用途としては、まず「非破壊検査」が挙げられます。
「非破壊検査」とは読んで字のごとく、“物を壊さずに”その内部のきずや表面のきず、あるいは劣化の状況を調べ出す検査技術のことを言います。
※参照「一般社団法人日本非破壊検査協会」より
http://www.jsndi.jp/aboutus/aboutus02.html
対象物としては原子力や火力などの発電所や鉄道、橋梁、ビルなどのインフラ関連のものが多く、現在では、職人の方が近寄って目で見る目視検査や打音検査、超音波検査などが行われています。
その非破壊検査の方法を応用して、新しく取り組まれているのが「ドローン」を活用した方法です。
具体的にどうやるのかと言うと、非破壊検査方法の一つである「赤外線検査法」を活用し、ドローンに赤外線カメラを搭載、上空から検査を行います。
これにより、従来は人がゴンドラやロープを使って検査をしていた箇所を空中から撮影し、圧倒的なスピードで検査を行うことが可能になりました。
例えば弊社の場合だと、
・1MWの太陽光発電所の点検で、通常ハンディの赤外線カメラで
9時間かかっていた作業がドローンだと50分で完了。
約10倍ほどの効率化を実現。
・建物の外壁調査で通常ハンディの赤外線カメラで
2~3ヶ月かかっていた撮影&報告書作成が1週間で完了。
こちらも約10倍ほどの効率化を実現。
と多くの実績を残しています。
実際、ドローンで点検を行った場合、足場の悪い場所や高所でも、点検の精度が落ちることなく常に「高精度」を保つことができます。
また、人員も多くの作業員を必要とせず、ドローンの操縦士と補助員で対応ができるため、少ない人数でスピーディに作業を行うことができます。
このようにドローンには様々なメリットがあるため、現在多くの現場でドローンの活躍が始まっているのですね。
ぜひあなたの周りでも、ドローンが使えそうか考えてみてください!