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2020.04.21

副業解禁。今注目のドローンを操縦できれば副業できる!?

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副業解禁。今注目のドローンを操縦できれば副業できる!?

近年、政府の推進による社内規定の変化などにより、“副業解禁”の風潮が目立つ様になってきました。

用途が広がりつつあるドローンの操縦をマスターすれば、副業に活かせるのではないかと考えられる方が多くいらっしゃいます。しかし、実際にドローンで副業を成功するためには、操縦をマスターする以外にも様々なハードルを乗り超えなければなりません。

 

今回はドローン副業におけるハードルやそれを乗り越えるために必要なこととは何か。

さらに実際にドローンを使ってできる副業についてもご紹介します。

ドローンで副業は可能!…ただし成功するためのハードルは高め

ドローンでできる副業をご紹介する前に、実際にドローンで副業は可能なのかを解説します。

結論から言いますと、ドローンでの副業は“可能”です。

 

ただし、最初にお伝えした通り、操縦技術以外に様々なハードルを超えなければなりません。その最たるものとしてあげられるのが“副業に対する価値観”です。

 

皆さんの想像する副業は、いずれも以下のイメージに当てはまるのではないでしょうか?

 

  1. 本業に支障をきたさない空き時間を有効に使って行うもの
  2. 簡単に始められて、すぐに収入が得られるもの
  3. 初期費用を必要とせず、とにかく手軽に始められるもの

 

副業とは“収入を得るために携わる本業以外の仕事”を指すものです。

言葉通りの副業を求めるならば①〜③の条件全てをクリアして初めて副業と呼べるでしょう。その点、ドローンを副業とするには、かなり妥協しなければならない点があります。

上記の項目ごとにドローン副業の実情を説明すると、以下の通りです。

皆さんの想像する副業は、いずれも以下のイメージに当てはまるのではないでしょうか?

 

本業に支障をきたさない空き時間を有効に使って行うもの

副業は本業の合間を縫って行う仕事ですので、多くの方は本業の終業後、または週末の休みを利用して副業をされることでしょう。

しかし、ドローンでできる仕事の多くは、一般企業からの業務委託となるため、平日の日中に作業をお願いされることがほとんどです。

平日にお休みを取られている方でも全曜日フリーという方は稀でしょうから、スケジュールに折り合いがつかなければいつまで経ってもお仕事を受注することができません。

 

さらにドローンは屋外撮影が基本となるために、天気にも左右されやすいお仕事です。

ドローンを生業にされている方でも、ドローンはスケジュールに融通が効かないと話されるくらいですので、副業で考えると尚更です。

 

簡単に始められて、すぐに収入が得られるもの

クラウドソーシングや週末アルバイトなど副業による収入のイメージは、出来高による報酬や、日払いのイメージが強いですが、ドローンに関してもそれは同じです。

お仕事の内容によっては、他の副業よりも高収入が得られる場合もあります。

 

しかし、いつでも簡単に始められる他の副業と違い、ドローンの場合はそうはいきません。

ドローンの操縦技術や、ドローンを飛ばすための法律の理解など必要最低限の技術や知識を持っていたとしても、ドローン撮影の実績がなければ、なかなか新規でお仕事を受注することができないためです。

クライアントに対して、すでにドローンを生業としている方々と同程度の技術を持っていることを証明するために、まずは実績を積み重ねる必要があります。

 

初期費用を必要とせず、手軽に始められるもの

副業は、本業の収入に加えて、さらに追加で収入を得ることが目的です。

しかし、ドローンで副業をするためにはかなりの初期費用が必要になってしまうため、当初の目的と矛盾してしまう可能性があります。

ドローン副業に必要な初期費用として、まずはドローンの購入費です。すでにドローンを持っているから副業したいという方であっても、今後、自分の作品を成果物として納品するためには、今よりも高機能なドローンが必要になるかもしれません。

 

さらに編集のためにはハイスペックなパソコンやソフトが必要になることもあります。

副業を続けるうちにいつか初期費用を回収することは可能ですが、収益化に至るまではそれなりの年月と覚悟が必要です。

 

 

いかがでしょうか。あまりネガティブな表現が続くと、“やっぱりドローンでは副業できないのではないか?”と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、最初にお伝えした通り、ドローンでの副業は“可能”です。

 

次の項ではドローンを副業にするために必要な要素を解説します。

 

ドローンを副業にするためには遠回りも必要!

ドローンを副業にするために必要なのは、副業に対する考え方を変える必要があります。

“空き時間に、気軽にできて、すぐに収入を得られる”ものが副業であるならば、現時点ではドローンは副業には不向きです。

しかし“もともと趣味だったものが、のめり込んでいくうちに収入につながる”ことを副業に含めて良いのであれば、ドローンは十分、副業になり得ます。

 

最初から仕事のためにドローンを始めたという方と違って、ドローンを副業にできないかと考えていた方は、最初から仕事目当てではなかったと思います。

純粋にドローン撮影がしたい。それがドローンを始めた最初の原動力だったのではないでしょうか。

大切なのは、その気持ちをドローンが副業になるまで継続させることです。

 

 

ドローンを副業にするための道のりを例として挙げると以下のようになります。

 

(A)ドローン撮影を趣味として続けることで、操縦技術はもちろん、画像・映像の編集スキルもアップ。

(B)撮影した自信作をフォトストックなどで公開(売れればもちろん、売れなくても個人の実績になる)

(C)実績をステイタスにクライアントとドローンパイロットを繋ぐ、仲介サイトなどに登録。

(D)比較的ドローンの経験が浅くてもできるお仕事を、こちらの条件(日程など)に合わせて発注してもらえる可能性がある。それらをこなすことでさらにスキルアップ&実績の蓄積。

(E)技術が高まったことでフォトストックにも優良な作品が増え、以前より売れるようになる。

(F)実績を評価したクライアントからよりやりがいのあるドローン撮影のオファーがくる。

以下(D)〜(F)を繰り返し

 

一般的な副業に比べればすごく遠回りになってしまうかもしれませんが、しっかりお仕事として成立しているように見えませんか?

何より大好きな趣味を副業にできるのであれば、頑張れそうではないでしょうか。

 

またあえて現時点と強調したのには理由があり、今はドローンを本業にしている人にクライアントからの仕事が集中していますが、今よりもさらにドローンが身近な存在になり、需要がもっと高まれば、ドローンを副業としている人に仕事量が増えることは必然です。

実際にドローン自体の需要は年々高まっているので、ドローンが副業と気軽に呼べる日は、もうすぐそこまできているかもしれないのです。

 

ドローンでできる副業にはどんなものがある?

仲介サイトや、クライアントから直接依頼される可能性のあるドローンの副業についていくつかご紹介します。

 

ドローンによる建物撮影(静止画)

副業として行うドローン撮影の中でも、最も身近なお仕事が建物の空撮(静止画撮影)です。現在では、不動産業界でも需要が高まっています。

住宅や工場、自社ビル、アパートなど様々な建物を、ドローンが得意としている空域(高度30〜100mくらい)から写真撮影するという内容で、動画と異なって静止画であるため、ドローンの操作が未熟な方でも、比較的仕上がりに影響が出ることはありません。

最も難しい“建物をきれいに見せるための構図”についても、参考となるサイトや書籍などが充実しているので、そこから知識を得るようにしましょう。

 

作業時間は準備、撮影、編集を合わせて2時間半〜3時間半程度(移動時間除く)。

1件あたりの報酬は5千円から1万円が相場ですが、大きな建物の場合はその倍程度まで支払われることもあるそうです。

 

ドローン空撮動画

静止画ではなく動画での空撮になります。建物だけでなくゴルフ場や遊園地など、様々なものが被写体に選ばれますが、いずれの場合も静止画と比べて難易度は上がります。

被写体を美しく見せるための高い操縦技術と構図の知識のほか、撮影した動画を編集するスキルも必要になります。

例としてゴルフ場の場合を挙げると、対象物が曲がりくねっていますので、コースに合わせた滑らかな撮影が要求されます。

ドローンの機能やアプリを駆使して簡略できる部分もありますが、やはり一定レベルの動画撮影技術は必要です。

作業時間と報酬はまちまちですが、ゴルフ場を例にすると3ホール+αで、3万〜5万円が相場と言われています。

 

ドローンを使った家屋点検

近年話題となっている住宅の老朽化問題でもドローンが活躍しています。

老朽化の対策を行う中で重要なのが、屋根や壁面の点検です。これまでは職人が足場を組んで屋根に上がって写真を撮っていましたが、かなり大掛かりな作業であり、危険性も孕むなど、点検とはいえ相当大変な作業でした。

 

そのため点検費用も高くなり、顧客にとっては大きな負担となっていました。そこで登場したのがドローンです。これまで人間が行っていた作業を、より安全かつ正確に、低コストで行えるようにしたのです。

建物撮影と似ていますが、比較的対象物から離れて撮影する建物撮影と異なり、点検のために建物のそばギリギリを操縦する必要があるため難易度はこちらの方が高いです。

 

電信柱や電柱なども障害物として存在するため、それらに当たらないようにも注意しながら操縦しなければなりません。

報酬は5000〜8000円と他作業と比べて少ないですが、1件あたり30分から1時間程度と、短く作業を済ませられるため、慣れれば1日に何件も受注することが可能です。

 

ドローン測量オペレーター

従来有人航空機で行っていた空中写真測量を、ドローンを使って行うものです。

航空機との違いは対地高度が低い(30m〜100m程度)ので、地上測量に近い精度で成果物を生み出せるところです。

また地上測量だと、測量したポイントごとにしか距離が分かりませんが、ドローンだと任意のポイントを指定することでより広大な土地の測量を行うこともできます。

 

こちらのお仕事はこれまでに紹介した他のお仕事に比べてやや特殊で、ドローンの操縦技術よりも、測量の知識が重要になってきます。というのは、測量士や測量士補の方と一緒に作業を行うパターンが多く、測量の知識がなければコミュニケーションが図れず、作業を円滑に進めることができないからです。

一方、測量業界では人手不足となっている現状があります。測量の知識とドローン操縦技術を持っていれば、かなり需要のあるお仕事であると言えます。

測量士立ち合いの場合、3時間程度の作業で日当1万から2万円が相場と言われています。測量士の資格を持っていたら、単独での作業も可能となり、報酬もさらにアップします。

 

フォトストック&ストックフッテージ

ドローンといえばなんとなく一人で気ままに飛ばせるというイメージを持たれますが、いざ仕事にしてみるとなるとそうはいえないのが実情です。

ここまでに紹介してきたお仕事は全て、クライアントがいたり、作業の際に同業者との共同作業が必要だったりするものばかりです。 <>しかし、一人で作業ができて、時間にも縛られないお仕事もあります。それがフォトストックまたはストックフッテージです。

 

撮影済みの静止画や短い動画に値段をつけて、サイト内で販売するという方法で、作品が購入された際には、料金設定時の数10%が投稿者に入るという仕組みです。

勢いがあるのは短い動画を販売できるストックフッテージの方で、YouTubeなどの動画広告などで利用されることが多いです。しかし、クライアントが求めるクオリティがなければ一向に売れないというのも現実です。

確実な対価が得られる保証はありませんが、誰にも縛られず自由に作品作りをしたいという方にはおすすめです。また他のドローンのお仕事を得るための実績作りにも良いかもしれません。

 

ドローンを副業にしたいなら、必要な技術と知識を磨こう

ドローンでの空撮を、副業として取り入れる方が増える事は間違い無いでしょう。

2022年後半にはドローンの免許制がはじまります。

レベル4での仕事を視野にいれて免許を取得したり、これからドローンの民間資格や国家資格を取得しドローン業界に転職するなど、選択肢が増えたのは私達にとって非常に喜ばしいことです。

 

もし、本気でドローンを副業にしたい、そのために高い操縦技術、様々な知識を身に付けたいというのであれば一度無料体験会に参加することをお勧めします。

無料体験会では空撮用のドローンや講習用のドローンを操縦体験することができ、ドローンの規制や活用用途、今後の展望などについてもご紹介しています。無料で参加できますのでぜひお越しください。

 

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