Mavic2 Enterpriseが登場!スピーカー、ライト、ビーコンなど驚異の性能とその特徴を最速まとめ
大人気”MAVIC2シリーズ”から早くも、産業用に特化したモデルとして新しく「Mavic2 Enterprise」が発表となりました!
主な特徴はスピーカーやライト、ビーコンなど、便利な外部アクセサリーを機体上部に搭載できるという点です。
その他にも、様々な点でアップデートされていますので、早速、新しく登場した「Mavic2 Enterprise」について見ていきましょう!
Mavic2 Enterpriseの特徴
「Mavic2 Enterprise」の最大の特徴は、その名の通り、従来の「Mavic2 Pro/Zoom」から産業向けに特化した新しい機能が加えられた点です。
以下が、主なMavic2 Enterpriseから搭載された新しい機能です。
・光学2倍ズームとデジタル3倍ズームが可能
・脱着可能なアクセサリ(スピーカー、ライト、ビーコン)を機体に搭載できる
・24Gバイトの内蔵ストレージを搭載
・パスワード保護機能
・動画データにGPSタイムスタンプを記録可能
・アラートシステム「DJI AirSense」を搭載
・自己発熱型バッテリー
カメラの性能は1/2.3インチCMOSセンサー、有効画素数は1200万画素となっており、4K30fpsまでの動画撮影に対応しています。
基本的な性能は、「MAVIC2 Zoom」の方がベースとなっているようですね。
光学2倍ズームとデジタル3倍ズームが可能
Mavic2 Enterpriseでは、光学2倍ズームとデジタル3倍ズームによるカメラのズームイン、ズームアウトを行うことが可能です。
これによって、総合倍率最大6倍までのズームができるため、危険な作業を伴うような場所でも、ドローンによる撮影が可能となりました。
Mavic2 Zoomをベースとしながらも、ズーム機能自体は、Mavic2 Enterpriseの方がよりズーム機能が向上しているようです。
脱着可能なアクセサリ(スピーカー、ライト、ビーコン)を機体に搭載できる
これまで、ドローンの産業用途としてリクエストが多かった、各種機能を実現できる、便利なアクセサリーが登場しました。
■M2Eスポットライト
デュアルスポットライトを搭載することができ、夜間などの暗闇での遭難救助に使用することができます。
輝度は2,400ルーメンで、災害救助・探索活動などに適しています。
■M2E スピーカー
ドローンに拡声スピーカーを搭載することで、地上にいる人に呼びかけを行うことができます。
事前に最大10種類まで音声を録音し再生が可能。
最大出力音量100デシベル(距離1m)まで拡声できるため、災害時や人命救助時での重要なコミュニケーションツールとして機能することができます。
■M2E ビーコン
最大約5kmからでも目視可能な明るいストロボライトを搭載可能です。
このビーコンは、米国連邦航空局(FAA)の夜間適用免除基準を満たしており、照明が暗い環境でも、周囲に注意喚起を促すことができます。
24Gバイトの内蔵ストレージを搭載
これまで、Mavic2シリーズでは8GBまでであった内臓ストレージが24GBまで利用可能に。
これで、過酷な環境でドローンを利用する際、万が一SDカードを忘れた場合でも、安心して業務を行うことができるようになります。
パスワード保護機能
Mavic2 Enterpriseには、産業用向けに高度なセキュリティも搭載しています。
パスワード機能をオンにすることで、ドローンと送信機がアクセスしたタイミングや、撮影した写真、動画データを閲覧する際に、パスワード認証を求めることが可能です。
これで機密情報などを安全に保護することができるようになります。
(※パスワード機能は、内臓ストレージのデータのみ使用可能です)
動画データにGPSタイムスタンプを記録可能
動画撮影データには、新しくGPSタイムスタンプ機能というものが搭載されており、映像ごとに時間と位置情報を記録することが可能です。
これにより、ドローンの位置情報を正確に伝達するサポートができ、精度が求められる重要な業務にも利用することができるようになります。
アラートシステム「DJI AirSense」を搭載
Mavic2 Enterpriseには、ドローンの安全性をさらに向上させる新しい機能「DJI AirSense」が搭載されています。
「DJI AirSense」は、近くにいる航空機やヘリコプターのADS-B信号情報を受信し、操縦者にアプリから自動で警告する機能です。
これにより、より複雑なエリア内でのドローン飛行の安全性を高めることができます。
自己発熱型バッテリー
Mavic2 Enterpriseでは、新しく開発された専用の自己発熱型バッテリーを使用することができます。
このバッテリーでは、-10度の低温環境でも正常に動作することが可能。業務に必要な厳しい環境でもすぐにフライトを始めることができます。
Mavic2 Enterpriseは従来のMavic2シリーズの性能を踏襲
また、Mavic2 Enterpriseは、「Mavic2シリーズ(主にMavic2 Zoom)」がベースとなっているため、Mavic2シリーズが持つ優れた性能をそのまま利用することができます。
・ドローン最長クラス約31分の飛行時間(外部アクセサリー搭載によって変動あり)
・最大速度72km/h
・低干渉で高度な伝送が可能な「OcuSync 2.0」
・最大伝送距離5km
・1/2.3インチCMOSセンサー搭載、1200万画素
・4K30fpsまでの動画撮影に対応
・安全性を向上させた「全方位障害物検知システム」
・自動で障害物を回避する高度操縦支援システム「APAS(エーパス)」搭載
Mavic2 Enterpriseの活躍が想定される産業分野
このように、様々な高性能な機能を搭載したMavic2 Enterpriseですが、特に、以下のような産業分野での活躍が期待されます。
・消防活動
・災害活動
・セキュリティ
・点検業務
・調査業務
・人命救助
・警察活動
なお、Mavic2 Enterpriseの活用分野については、紹介動画もありますので、こちらも参考にしてみてください。
Mavic2 Enterpriseの発売時期、購入方法
Mavic 2 Enterpriseは11月上旬の発売予定。
価格は、個別での見積となっています。
いかがでしたでしょうか。DJI Mavic2シリーズの産業用モデルMavic 2 Enterpriseについてご紹介してきました。
DJIの最新の技術をMavicならではの携帯性と組み合わせて、様々な業務で利用できる点が最大の特徴です。
今後、多くの産業分野での活躍が期待される機体となっていますので、ぜひ今の内に導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
それでは、ありがとうございました。
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