【初心者必見】200g以下の新商品「Mavic Mini(マビックミニ)」ってどんなドローン?
DJIから重さ約199gの超軽量型ドローン「Mavic Mini」が発売されました。優れた携帯性とハイクオリティーな性能を併せ持ち、さらにお手頃な価格と、何かと話題の同製品。
今回はMavic Miniの特徴や機能、どんな動画が撮れるのかなど、その魅力をご紹介します。
※2022年6月20日より航空法の対象となるドローンが「100g以上のドローン」に変更されました。航空法で規制されている場所や飛行方法を行う場合、国交省の飛行の許可・承認が必要になりましたのでご注意ください。
>>関連記事:100g以上のドローンの登録制とは?規制の内容と義務化の背景とは?
また、ドローンをお仕事で活用したい!とお考えの方に関しては、こちらの機体はあくまで“手軽に空撮が楽しめるドローン”であるため、お仕事向きではございません。
もし、産業用のドローンをお探しの方は、こちらの記事をチェックしてください!
Mavic Miniの最大の特徴はその軽さ!
10月31日、世界最大のドローンメーカー・DJIが超小型・軽量ドローン「Mavic Mini」(11月14日発売)を発表しました。
豊富なラインナップを持つDJIのドローンの中でも、最も小型かつ、もっとも軽量となる新モデルです。
優れたカメラ性能や確かな安全性、便利な専用アプリの実装など、スペックもさることながら、特筆すべきはその重量。
わずか199g(※1)という、従来のDJI製品に比べて圧倒的に軽いのです!機体は軽ければ軽いほど持ち運びに便利なんてメリットもありますが、我々日本のドローンユーザーにとってより重要なのは、“重さが200gを下回ったことで、航空法の規制対象外になる”というメリットが受けられることです。
例えば重さ200g以上のドローンの場合、航空法では無人航空機のカテゴリに分類され、以下の9つの項目、どれかにひとつでも当てはまると、航空法に抵触するために、国土交通省などへの申請が必須でした。
①空港周辺 ②地表または水面から150m以上の高さの空域の飛行
③人口集中地区上空の飛行 ④夜間飛行
⑤目視外飛行 ⑥人又は物件から30m以上の距離を確保できない飛行
⑦催し場所上空の飛行 ⑧危険物の輸送
⑨物件投下(農薬散布等)
しかしMavic Miniのように重量が200gを下回ると、航空法に抵触しない模型飛行機に分類されるため、事前の申請が不要になるのです。(※2、※3)
国土交通省への承認が不要になることは、ドローン初心者にとって最初で最大の難関をパスしたようなもの。
気軽に街中(人口集中地区上空)で飛ばすことが難しかったドローンが、より身近な存在になったと言えるでしょう。
※1:日本限定モデルの場合。海外モデルは249g
※2:空港周辺、地表または水面から150m以上の高さの空域の飛行の場合は200g以下であっても国道交通省及び、空港事務所(または管制機関)への申請が必要
※3:「小型無人機等飛行禁止法」では、200g以下のドローンも規制対象になります。
まだまだあるMavic Miniの魅力!
航空法に抵触しない超軽量が最大の特徴であるMavic Miniですが、そのほかの機能も侮れません。
ここからは、同製品のそのほかの魅力を一挙に紹介していきます。
サイズ
アームは折りたたみが可能で、折りたたんだ際のサイズは縦140mm、横82mm、厚さ57mmと、まさに手のひらサイズ。
ちょっと大きめのスマホくらいのイメージです。
カメラ
DJIの主力製品であるMavic 2 Zoom(税込165,000円)と同じ、1/2.3インチCMOSセンサーを搭載しています。最大1200万画素の写真や2.7K動画に対応しています。
さらに3軸モーター搭載のジンバルが、高い安定性をもたらし、より鮮明でなめらかな映像の撮影を可能にしました。
飛行時間
Mavic Miniの飛行時間は18分。短いと感じるかもしれませんが同じDJI製のセルフィ―ドローンとして人気のSpark(税込74,140円)の16分よりも優れた数値です。
初心者向けのドローンとしては十分な飛行時間であるほか、小型化されたバッテリーのため、短時間の充電ですぐに再飛行が可能です。
耐風性
小さくて軽い分、風に弱いのではと思われがちですが、風速8メートルまで対応出来るように設計されています。
これは同じDJI製であり重さが倍以上(430g)のドローン・Mavic Air(税込131,340円)と同等のレベルです。小さいボディに見えて、実は風にも強いドローンです。
価格設定
ドローンと言えば高額というイメージがあり、今回比較用に挙げてきたDJI製のドローンも7万~19万円が相場でした。
しかしMavic Miniは単品で46,200円(税込)、バッテリーなど付属品がセットになったMavic Mini Fly Moreコンボは59,400円(税込)と非常にリーズナブル。初めてのドローンにぴったりの良心価格です。
安全機能
下方ビジョン検知システムとGPSレシーバーを搭載しており、誰でも正確なホバリングが可能です。
また、機体と送信機の接続が失われた場合や、充電が少なくなった場合の離陸点へ自動に戻る自動帰還モード、飛行禁止区域を回避するためのジオフェンスなども搭載されています。
これらの安全機能により、初心者でも安心してドローンを飛ばすことができます。
専用スマホアプリ「DJI Fly」
“操縦レベルに関わらず、誰でもMavic Miniを最大限に活用できる”ことを目的としたアプリで、基本操作を行なうポジション(P)モード、経験豊富なパイロットに向けたスポーツ(S)モード、コンテンツクリエイター向けのCineSmooth (C) モードをがあり、技術に応じて飛行モードを選べます。
また、「DJI Fly」にはタップひとつで特殊効果を自動で撮影してくれる4種類のクイックショット機能が搭載されています。クイックショット機能は以下の通りです。
【クイックショット機能】
★ 一定の高度と距離を保ちながら、被写体の周囲を回りながら撮影する「サークル」
★ 渦巻きのように被写体の周囲を旋回しながら上昇し撮影する「ヘリックス」
★ 被写体を捉えたまま、後方に飛行しながら上昇し撮影する「ドローニー」
★ カメラを真下に向けて、被写体を捉えたまま真上に上昇し撮影する「ロケット」
タップひとつで初心者でもクリエイティブな映像をかんたんに撮影することができます。
さらにそのアプリ内のフライトチュートリアルを利用して、飛行について学べるほか、編集用テンプレートも充実しており、簡単な操作で映像を編集したり、SNSにシェアすることができます。
Mavic Miniで撮影された映像を見てみよう
新商品の機能が如何にスゴイのかは分かりましたが、実際にどんな映像が撮れるのでしょうか。
ここではそのMavic Miniで撮影された映像をピックアップしてご紹介します。
「前進」「円移動」「俯瞰上昇」など、Mavic Miniで実践できる撮影方法をわかりやすく紹介しています。
富山県の立山バックカントリーで撮影された雪山登山の映像。圧巻の美しさです。
ドローニーやヘリックスなどMavic Miniを飛ばす時に使ってみたいクイックショット機能の紹介動画です。
高性能で簡単に扱えるからこそ、注意すべきポイント!
Mavic Miniを使えば、申請いらずで空撮映像が誰でも簡単に撮れるようになります。
そのため、ドローン初心者の方にはオススメの商品!・・・では確かにありますが、そのドローンの扱いやすさゆえに、基礎知識や操縦技術が未熟な状態でドローンを操縦し、ドローンの墜落や違反などの事故に繋がりやすくなってしまっています。
実際に、そういった誰でも扱えるドローン商品が多くなるのに比例し、ドローン事故件数は年々増加しています。2015年〜2018年までの事故件数だけで既に200件以上も見られます。(国土交通省より発表されたドローン事故統計データを参照)
なお、上記のデータは報告されているものだけなので、実際はもっと多くの事故や被害が起こっていると言えます。
【2019年最新】ドローン操縦者必見!ドローンの落下・墜落事故原因ベスト5>>
また、ドローンによる事故や法令違反のほとんどは、やはり「操縦者のスキル不足」によるものです。
十分な操縦技術を身につけずにドローンを飛行させ、急な風や飛行経路の距離感などが分からず、パニックになってしまい墜落、という事故のケースなどが多く見られます。
違反に関しても、やはり飛行場所の事前調査不足や機体特性の理解不足、各法令などと言ったドローンの基礎知識不足によるケースがほとんどです。
今も基礎知識を学ばずにドローンを飛行させている方は、知らず知らずのうちに航空法違反を犯してしまい、そのまま書類送検される。。なんてこともあります!
「知らなかった」では許されないので、ご自分でドローンをご購入される前にしっかりとドローンについて学ぶようにしましょう!
あなたのドローンは大丈夫ですか?安心してとばせていますか?
mavic miniは200g未満でも安定した飛行が可能なドローンの1つです。200g未満のドローンだと軽すぎて、少しの風でも安定を失ってしまうため、外での使用はおススメできませんでした。しかしmavic miniはある程度安定するドローンです。
しかし、200g以上のドローンと比較すると飛行時間が短い、カメラの性能が落ちる、自動航行アプリが使えないといった問題もあります。
200g以上のドローンは決められた飛行方法の習得や、さらに法律や規制の知識が必要です。また外で使用する場合は、国への申請が必要になります。
ドローンの操縦に加え、個人で法令関係の知識や申請方法などを学ぶのは大変です。
もしあなたが趣味でドローンを始めたい、ドローンに興味がある、業務への導入を検討しているなら、ぜひ無料体験会にご参加ください。体験会を終える頃にはドローンの業界についてある程度知識が身に着けられるでしょう。
体験会の講師はドローンの専門家です。ドローンを実際に操縦する時間も設けています。ドローンの操縦を体験をすることにより、外でドローンを飛行させたり、業務で使用しているあなたが想像できるようになることを約束します。
「ドローンスクールジャパン」では、法令関連だけはもちろん、ドローンの操縦方法、さらに外でのドローン操縦の申請が有利になる資格の取得が可能になります。