ニュース
ドローン事業部

お役立ち情報

2018.08.22

2020.05.21

【初心者向け】ドローンを始めるならモード1とモード2どっちがいい?おすすめは?

【初心者向け】ドローンを始めるならモード1とモード2どっちがいい?おすすめは?

 

これからドローンを始めようと考えている人にとって、まず最初に決めなければならないことがプロポ(送信機)のモード選びです。

 

ドローンを操縦するプロポ(送信機)には主に2つのモードがあり、どちらを選択するかによって、今後のドローンライフに少なからず影響がある、と言っても過言ではありません。

 

そこで今回は、ドローンを始めるにあたって知っておきたい、モードの選び方についてご紹介します。

 

・プロポ(送信機)のモードについて

 

ドローンを操縦する際、操縦者はプロポと呼ばれる送信機を使ってドローンを遠隔で操作を行います。

 

プロポとは「プロポーショナル・システム」を略したもので、日本語では「比例制御」と言います。(※ちなみに海外では「Transmitter(Tx)」と呼ばれます)

 

そしてこのプロポには4つのモードが設定可能となっており、「モード1」「モード2」「モード3」「モード4」から選択をすることができます。

 

そして、このモードの種類によって、どのスティックを動かせばドローンがどう動くか、が異なってくるのです。

 

 

・モード1の操作方法

 

「モード1」は、主に日本のラジコン業界で標準となっているモードです。

 

元々ドローンが登場する前まではラジコンヘリなどを操縦するラジコン愛好家の人が多く、これらのラジコンではモード1が使われていました。

 

その流れを受け、国内では、ドローンの操縦をする際、「モード1」を選択する人が多くなっているのが現状です。

 

モード1は図の通り、右手のスティックでドローンを上昇下降させ、左右の動きをコントロールします。

一方、左手のスティックでは、ドローンの前進後進と左右の回転を行っていきます。

 

 

・モード2の操作方法

 

「モード2」は、主に海外で利用されている標準的な操作モードです。

 

直感的に操作がしやすくことから、海外でのドローン操縦では多くの人がモード2を選択しています。

 

モード2の操作方法としては、モード1と異なり、右手のスティックではドローンを前進後進、左右の移動をコントロールします。

 

一方、左手のスティックでは、ドローンの上昇下降と左右の回転を行っていきます。

 

 

最後に「モード3」「モード4」の操作方法ですが、それぞれ、モード3はモード2の操作と反対、モード4はモード1の操作と反対となっており、左利き用です。

 

しかし、利用者が少ないため、プロポの操作モードとしては、主流なモード1かモード2のどちらかを選択するようにすれば問題ないでしょう。

 

 

・「モード1」と「モード2」どっちがおすすめ?

 

上記の操作方法を見ると、モード2の方が、右手のスティックでドローンの前進と左右の移動を一気に行えるため、初心者でも感覚的に操縦がしやすく、ハードルが低いと言えるでしょう。

 

実際、海外でも主流なモードが「モード2」となっていますので、これからドローンを始める場合にはモード2を選択するのもよいと思います。

 

しかし、日本のドローン操縦者では、まだまだモード1で操作している人口の方が多く、もし誰かに操作方法を習うのであれば、モード1を選択した方が賢明です。

 

事実、日本国内のドローンスクールでは、JUIDA→モード1、DPA→モード1、DJI CAMP→モード1、2対応と、ほとんどがモード1に対応となっています。

 

また、農林水産省などが発行している農薬散布のドローンオペレーター認定資格などは、モード1による技術講習が規定されていたりと、国内においてはまだまだモード1が標準的なモードとなっています。

 

そのため、今後の選択の基準としては、以下で判断すると良いでしょう。

 

今後、誰かから操縦方法を習うことは想定していない →モード2

ドローンの講習を受けたり、何らかの資格を取得する可能性がある →モード1

 

オススメは、今後少しでも資格取得やドローンの講習に参加する可能性があるのなら、モード1を選んでおいた方が良いかと思います。

 

海外ではモード2が主流とはいえ、日本国内ではまだまだモード1の人口の方が多いため、今後日本で活動する上で、モード1での操縦に最初から慣れておけば、ほとんどの場面で困ることはないはずです。

 

~モード2の方が操作が簡単!?~

 

一般的には、モード2の方が、感覚的に操作ができるため「操作が簡単」と言われています。

 

しかし、それはあくまでもドローンを前後左右に動かす場合でのことです。

 

例えばドローンを上昇させながら機体を回転させ、前方に移動させる、といった高度なカメラワークに挑戦する場合などには、モードの違いはほとんどなくなってきます。

 

はじめはモード2で操縦していて、資格取得のためにモード1に切り替えた人の経験談では「練習をしていくうちに特にモード1でも違和感なく操縦ができるようになる」とのことですので、結局のところ、慣れの問題のようです。

 

 

・・・いかがでしたでしょうか。

ドローンの操縦におけるプロポ(送信機)のモード選択についてご紹介してきました。

 

日本国内であれば、とりあえずモード1を選択しておけば困ることはないと思いますが、最終的にはどちらでも問題ありません。

 

迷った時は、実際に動かしてみて、どちらがいいか検討してみるのもいいかもしれませんね。

 

ぜひ、これから始めるドローンの操縦の参考にしてみてください。

 

それでは、ありがとうございました!

 

関連記事

未来の社会を支える
エンジニア集団として

ATCLの事業は、専門的な技術力を活かし、
これからの社会に対して貢献していきます。
現代社会のエネルギーの供給を支えるだけでなく、
再生可能エネルギーやドローンといった
新時代のインフラを機能させる技術を早期に実用化しています。
明るい未来社会をテクノロジーで支える
エンジニア集団であること
が、
私たちの使命です。

会社概要を見る