ドローンで迫力ある写真を撮ろう!今日から使える構図の基本
テレビや映画で見るようなダイナミックな風景を撮ってみたい!そう思って始めたドローン。
でも実際にやってみると、なかなか同じような写真や映像になってしまうことはないでしょうか。
そんな時、見直したいのが空撮を行う時の「構図」。
構図は、カメラマンが写真を撮る上で特に意識していることでもあります。
そこで今回は、迫力ある写真や映像を撮るために、覚えておきたい構図の基礎についてご紹介したいと思います。
そもそも構図とは?
構図とは、写真撮影を行う際の被写体の配置のことです。
写真を見て思わず「オッ」となるような写真は、どこかしら似たような構図になっていることが多くあります。
それらの基本的な構図のパターンを覚えておくと、プロまでとはいかないまでも、誰でも迫力ある写真を撮ることができるようになるのです。
ドローンの空撮に関して言えば、そもそも風景がメインになりますので、なおさら、この構図を意識しないと、ただの風景写真になりかねません。
そのため、他の空撮写真と差をつけたいなら、まずは基本となるような構図を覚えておくことが大切になってきます。
ということで、ここからは、様々なシーンに応用できる、基本の構図を紹介していきましょう。
基本の構図その1:3分割法
3分割法とは、画面を縦横に3分割して、交差する場所に、写したい被写体を配置するパターンのことです。
今まで、ただ真ん中に被写体を写すだけだった写真が、この3分割法を元に、線が交差する場所にズラすだけであら不思議、今までとは違う、迫力ある写真を撮ることができるようになります。
基本の構図その2:2分割法
今度の2分割法は、写したいフレームを半分にする構図です。
2分割法を使う場合は、対比すると分かりやすいものを撮影する時に使うと効果的です。
白と黒、空と陸など、うまく対比できるものを探して撮影してみてください。
基本の構図その3:日の丸構図
最も一般的な構図と言えば、日の丸構図です。
日の丸構図とは、撮りたい被写体を真ん中に写すというものですが、実はこれも構図の一つです。
日の丸構図が活きるのは、存在感があるものを写す時。
目立たせたい被写体を真ん中に写すことで、簡単に、その被写体の存在を際立たせることが可能になります。
基本の構図その4:曲線構図(S字、C字)
曲線構図は、写真のフレームの中に曲線を入れるパターンです。
S字構図やC字構図とも言われ、その名の通り、S字やC字のようなカーブが際立つように撮影を行います。
そうすることで、滑らかで柔らかい印象になったり、迫力ある印象になったり、様々な味わいを表現することが可能になります。
基本の構図その5:対角構図
対角構図も、フレーム内の「線」を意識する構図です。
フレームの中にある対角線上に被写体を配置することで、奥行き感が生まれ、ダイナミックな動きのある写真を撮ることができます。
ドローンでは、上空から風景を撮ることが多いと思いますが、これら曲線や対角を意識した写真が撮れるようになるだけで、また違った印象にすることができるようになります。
基本の構図その6:三角構図
三角構図では、フレームの中に「三角」を取り入れる構図です。
写真の中に三角形の形があることで特徴を生み出すことができ、写真の印象としてもどっしりとした存在感あるものにすることができます。
被写体自身が三角形でもよいですし、写真全体に三角構図を取り入れても効果的です。
基本の構図その7:放射構図
対角構図と似ているのですが、放射構図は、ある一点から放射線状に伸びていく構図のことを言います。
放射構図を意識することで、遠近感が生まれますので、これまた動きのある、味わい深い写真を撮ることができます。
基本の構図その8:額縁構図
額縁構図とは、被写体を額のように囲うことで、被写体をより目立たせる構図です。
撮りたいものがあったとして、それをただ単に写すのではなく、何か額縁となるようなもので囲えないか、一度周りを見てみてください。
そうすることで、よりその被写体のイメージを際立たせることができるはずです。
いかがでしたでしょうか。
ドローンの空撮時に使える写真の基本構図をご紹介してきました。
ドローンで撮る風景写真は、特に何も意識しなければ特徴がない普通の写真になりがちです。
そうならないためにも、今回ご紹介した構図を使いながら、迫力あるかっこいい写真に挑戦してみてください。
それでは、ありがとうございました。
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