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2019.03.25

ドローンで撮影したデータはどこに保存する?おすすめの保管場所

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ドローンで撮影したデータはどこに保存する?おすすめの保管場所

 

ドローンで空撮した写真や動画データ、あなたはどこに保存していますか?

 

通常、ドローンの場合、空撮したデータはSDカードに保存されますが、そのまま放置していると、突然データが消えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

 

データが消えない場合でも、大切な撮影データを間違って消去したり、上書きしてしまう可能性もあるため、なるべく撮影後は、別の場所にデータを移して、保管しておきたいものです。

 

そこで今回は、ドローンで撮ったデータのベストな保管場所についてご紹介したいと思います。

 

 

撮影データの保存先その1:光学ディスク

 

CDやDVDに代表される光学ディスクは、長期保存を目的にしたデータ保存用の光学メディアです。

 

一般的に保存期間は5年~20年とも言われており、データ保存用には、一度書き込むと上書きができない「CD-R」が最も普及しています。

 

今ではCD-Rからさらに進歩して「BD-R(ブルーレイ)」まで登場するようになりました。

最大で128GB以上のデータ容量があるものまで発売されており、最も手軽なデータ保存先とも言えます。

 

デメリットとしては、読み書き用に専用の機器が必要な点や、記録面の傷、紫外線などに弱いこと、記録層を保護する素材の経年劣化により濁り、データが読み取れない場合もあるという点です。

 

・メリット

安価に購入でき、保存期間も比較的長い。手軽にデータ保存ができる。

 

・デメリット

読み書き用に専用のドライバが必要。長期保存には少し物足りない。

 

 

撮影データの保存先その2:フラッシュメモリ

 

フラッシュメモリは、USBメモリやドローンで使用するSDカード、スマホ、一眼レフカメラなどのmicroSDカードなどを指します。

 

半導体チップにデータを記録する方式で、特徴としては、何よりもコンパクトで持ち運びがしやすいことが挙げられます。

何度もデータの読み書きを行うのにも向いており、日常用途におすすめのデータ記憶媒体です。

 

ただし、自然劣化するため、長時間放置していると、突然データが消えてしまうこともあり、長期間の保存には向いていません。

 

また、大容量のものは比較的高額になるため、気軽に導入できない点もデメリットとして挙げられます。

 

・メリット

コンパクトに持ち運びができる。データを消したり書き込んだりと日常用途に向いている。

 

・デメリット

長期間放置すると、劣化によりデータが突然消えてしまう可能性がある。大容量は比較的割高。

 

 

撮影データの保存先その3:外付けハードディスクドライブ(HDD)

 

外付けハードディスクドライブは、最も大容量にデータの保存ができる記録媒体です。

 

1TB以上のものも多く発売されており、ドローンの空撮において、写真と動画データの保存に最も利便性が高い媒体と言えます。

 

大容量のものでも比較的安価に購入できるため、日常のデータ保存先としておすすめです。

 

ただし、HDDは内部でディスクが回転してデータを保存するため、外部からの衝撃に弱く、取り扱いには注意が必要です。

 

また、やはり長期の保存では劣化してしまいますので、数年に一度、別のHDDに移し替えるなどの運用も大切になってきます。

 

・メリット

大容量のデータ保存が行える。値段も比較的安い。

 

・デメリット

衝撃に弱く、持ち運びがしにくい。

 

 

撮影データの保存先その4:ネットワーク型ハードディスク

 

ネットワーク型ハードディスクとは、「Network Attached Storage:通称 NAS(ナス)」と言われる記憶媒体です。

 

NASの特徴は、インターネットを活用したハードディスクである点で、設定を行ったネットワーク内であれば、どこからでもデータへのアクセスが可能です。

 

そのため、例えば、会社のオフィス内で共有できる設定も可能ですし、外出先からデータの出し入れを行うなどの利用が可能です。

 

ドローンの空撮データを、離れた場所から保存できるため、便利と言えば便利ですが、その分、アクセスする回線速度も問題になってきます。

 

回線の速度と、ネットワークの設定が行えるのであれば、データの保存先としてよい選択肢になるでしょう。

 

・メリット

データ保存先をみんなで共有できる。外出先からもデータの保存が可能。

 

・デメリット

外付けHDDより割高になる。設定等が面倒。データ保存の速度は、ネット回線の速度に依存する。

 

 

撮影データの保存先その5:クラウドストレージ

 

クラウドストレージとは、オンライン上でデータ保存を行うサービスです。

 

各企業がこのクラウドストレージサービスを提供しており、どこからでもデータの保存や読み込みができるのが特徴です。

 

また記録媒体の管理等を行う必要がなく、バックアップ用に同じデータを別ストレージに自動保存してくれるサービスも多いため、万が一の時も安心です。

 

ただし、各サービスによって無料と有料のプランで利用できるデータ容量が違う点や、サービス内容がわかり難い、サービスによっては使いにくいなどがあります。

 

また、外部にデータを保存しているため、もしもの時の、セキュリティリスクも考慮しなければなりませんが、うまく活用すれば、かなり有効なデータ保存先となるでしょう。

 

・メリット

データ保存用の記録媒体を用意する必要がない。ネット回線さえあればどこでもアクセス可能。メンテナンスが不要で管理が楽。

 

・デメリット

各クラウドサービスの違いがわかりにくい。使いやすさはネット回線の速度にも依存する。セキュリティリスクに備える必要がある。

 

 

ベストな保存先は何か?

 

ここまで、撮影データの保存方法をご紹介してきましたが、ベストな方法は「二重保存」することです。

 

例えばCD-Rに保存したら、同じデータを外付けHDDにも保存する。

もし、外付けHDDに保存したら、クラウドストレージにも同じデータを保存する。

 

など、常に一つの媒体だけに依存するのではなく、バックアップを取っておくことが大切です。

 

そうすると、万が一データが消えてしまった時でも、もう一つの方からデータを取り出すことができるようになります。

 

また、データの保管場所を考えた時も、同じオフィス内にCD-Rと外付けHDDを保管しておくのではなく、AオフィスとBオフィスなど、別の場所に保管しておくことが大切です。

 

なぜなら、もし災害などが発生した場合、同じ場所にあると、どちらも消えてしまうリスクがあるためです。

 

そのように考えると、クラウドストレージは、物理的にオフィスとは別の場所にデータが保管されますので、光学ディスクやフラッシュメモリ、HDDと併用して利用するのにおすすめです。

 

さらにクラウドストレージでは、複数の場所にデータセンターを設置していて、各拠点に分散してバックアップを取っているようなサービスだとかなり安心ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ドローン空撮による撮影データの保存先についてご紹介してきました。

 

最も重要なことは、たとえ消えてしまったとしても問題がないよう、バックアップを取っておくことです。

消えてしまってからでは遅いので、ぜひ日々の習慣として、データの保存は行うようにしてくださいね。

 

それでは、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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