撮影データの保存に便利!定番クラウドストレージサービス5選
ドローンで空撮をすると、撮影したデータの保存に困ったことはないでしょうか。
せっかく撮影した貴重なデータは、どこかに必ずバックアップしておきたいですね。
そこでおすすめなのが、クラウドストレージサービス。
クラウドストレージサービスを使うと、オンライン上にデータを保存することができ、かなり便利です。
そこで今回は、ドローンの写真や動画の保存に便利な、定番クラウドストレージサービスをご紹介したいと思います。
クラウドストレージサービスとは?
クラウドストレージサービスは、オンライン上にデータを保存できるサービスのことです。
オンラインストレージとも言われ、書類のデータから写真や画像、動画データなど、様々なファイルを保存することが可能です。
また、保存したデータはURLが発行されますので、他の人と共有ができたり、データの受け渡しなどにも使えます。
以下は、クラウドストレージサービスを使うメリットです。
<クラウドストレージサービスのメリット>
・いつでもどこでもアクセスしてデータの保存ができる
・保存したデータを他の人と共有できる
・グループで使えば共同作業ができ便利
・データのバックアップとして使える
・システム上のメンテナンスを気にする必要がない
このように、様々なメリットがあるクラウドストレージサービスですが、 もちろん、反対にデメリットも存在します。
<クラウドストレージサービスのデメリット>
・アクセスにはインターネット接続が必要
・データの保存速度は、回線の速度にも依存するため、環境によっては大容量のデータ保存には不向きな場合もある
・セキュリティのリスクも考慮する必要がある
・月額使用料が発生する
オンライン上でのデータ保存なので、当然インターネット接続が必要になってきます。
また、データの送受信間で、ハッキング等のリスクがあることも否定はできません。
ただし、セキュリティ面では暗号化通信やデータ分散などを適用したビジネス用途のサービスなどもありますので、これらを利用することで、ある程度対策できるものと考えてよいでしょう。
このように、撮影したデータをバックアップしたり、他の人と共有するには、クラウドストレージサービスは大変有効なサービスです。
ぜひ、普段の撮影データの管理方法として、このようなサービスを積極的に利用していくことをおすすめしたいと思います。
では、今度は写真や動画データの保存で利用できる、代表的なクラウドストレージサービスをご紹介します。
動画と写真が容量無制限で保存できる!「Google フォト」
GoogleにはGmailやカレンダーなど便利なサービスが山のようにありますが、その中でもデータ保存サービスとして使えるのが、Google フォトです。
Google フォトでは写真と動画データに関して、「高品質」か「元のサイズ」の2通りの方法で保存することができます。
「高品質」では、1,600万画素の写真と1,080pの動画を無料かつ容量無制限で保存できます。
「元のサイズ」では、保存するデータを圧縮することなく、元データとして保存することができます。
ただし、この場合、Googleアカウントで利用できるデータ保存サービス「Google Drive」の無料15GB分から消費されますので、15GB以上を保存する場合は別途有料プランを検討する必要があります。
<Google フォトのサービスプラン>
・15 GB → 無料
・100 GB → 250円/月額
・200 GB → 380円/月額
・2 TB → 1,300円/月額
※表示金額は税抜き
「高品質」の1,600万画素の写真と1,080pの動画は、ドローンの撮影であれば、カバーできる範囲です。
またPCやスマホでの閲覧であれば、全く問題ない品質なので、撮影データの保存場所としては、かなり有効なサービスと言えるでしょう。
→Google One ※容量追加の場合
シンプルで使いやすさならこれ「Dropbox」
クラウドストレージサービスの代表格と言えるのがこれ「Dropbox(ドロップボックス)」です。
シンプルで使いやすく、またデータの保存スピードが圧倒的に早いことから、世界中で利用されているサービスです。
無料で利用できるデータ容量は2GBと、他のサービスと比べると少ないですが、その使いやすさはまさにピカイチ。
オンライン上なのに、インターネット接続していないような快適さですので、有料版で使うことを検討するなら、Dropboxは大変おすすめです。
<Dropboxのサービスプラン>
・2 GB → 無料
・1 TB → 1,200円/月額
・2 TB → 2,400円/月額
※表示金額は税抜き
Microsoft Officeを利用するなら、これもおすすめ「OneDrive」
OneDriveは、Microsoft(マイクロソフト)が提供しているクラウドストレージサービスです。
通常、5GBまでなら無料で利用することができます。
また、OneDriveの最大の特徴としては、Microsoftが提供しているOfficeサービスと連携ができる点です。
「Office 365 Solo」という有料プランを利用することで、Microsoft Officeのワードやエクセル、パワーポイントなどの各種ソフトが使え、1TBの容量までデータの保存が可能になります。
これで年間11,800円(月額なら1,180円)で利用できますので、各種オフィスと合わせて利用する人ならおすすめのサービスと言えます。
ただし、クラウドストレージとしての利便性では、データ保存のスピードが遅いなど、Dropboxなどの専用サービスよりは使いにくいというデメリットがあります。
<OneDriveのサービスプラン>
・5 GB → 無料
・50 GB → 231円/月額 ※Officeはなし
・1 TB → 11,800円/年間(月額なら1,180円)※Office 365 Soloプラン
※表示金額は税抜き
Appleユーザーならこれ「iCloud」
iCloudは、Appleが提供する、iPhoneやMac向けのクラウドストレージサービスです。
iPhoneやMacを使うユーザー向けに開発されただけあり、データ保存などの同期のスピードや利便性などがかなり使いやすいのが特徴です。
バックアップしているのが分からないほど自動で保存をしてくれ、バックアップ作業が面倒な人にもおすすめ。
元々5GBの容量が無料で使えるため、写真や動画保存用に有料版も検討してみましょう。
ただし、他者とのデータの共有などは想定されておらず、データ共有がしづらい点や、AndroidやWindowsを使っている場合は利用できないなどは、考慮する必要があります。
<iCloudのサービスプラン>
・5 GB → 無料
・50 GB → 130円/月額
・200 GB → 400円/月額
・2 TB → 1,300円/月額
※表示金額は税抜き
Amazon Prime会員ならこれ「Amazon Photos」
AmazonのPrime会員なら使わないと損なのが「Amazon Photos」サービスです。
Amazon Photosでは容量無制限で写真データを保存することができ、Prime会員であれば、無料で利用することができます。
動画データなどは、Amazon会員になると無料で付与されるAmazon Driveの5GBから消費されますが、追加で有料プランに入ることで容量をアップすることが可能。
そのため、写真データはPrimeフォトに保存し、動画データは別途Amazon Driveに保存することで、効率的にデータ保存を行えるようになります。
AmazonのPrime会員は年間4,600円(税込)で加入できるため、もしまだの人は、こちらも検討してみましょう。
<Amazonのサービスプラン>
・写真データは容量無制限 ※Amazon Prime会員限定
・5 GB → 無料
・100 GB → 2,490円/年額
・1 TB → 13,800円/年額
・2 TB → 27,600円/年額
※表示金額は税抜き
→Amazon Drive ※容量追加の場合
いかがでしたでしょうか。
ドローンの空撮データの保存に便利なクラウドストレージサービスをご紹介しました。
バックアップは大切な作業ですので、まずは無料版などを使いながら、使いやすいサービスがあれば、ぜひ有料版も検討してみてくださいね。
それでは、ありがとうございました。
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