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2019.05.31

フライトコントローラーとは?ドローンパーツの基礎知識

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フライトコントローラーとは?ドローンパーツの基礎知識

 

ドローンに欠かせない構成パーツと言えば、「フライトコントローラー」です。

フライトコントローラーは、言わばドローンの脳のようなもので、ドローンの様々な制御を行っている所になります。

 

ドローンを自作してみたい、という人はもちろんですが、ドローン操縦者も、ドローンの内部がどのようになっているかを知っていると、トラブル時に役に立つ場面があります。

 

そこで今回は、ドローンの重要パーツであるフライトコントローラーについて、その基本をご紹介したいと思います。

 

 

フライトコントローラーとは?

 

フライトコントローラーとはドローン内部の各種センサーから演算を行い、機体の姿勢制御を行う基盤のことで、フラコンFCと言われます。

 

フライトコントローラーの主要な構成としては,主にマイコンとIMU (Inertial Measurement Unit)が搭載されているのが特徴です。

 

マイコンは、マイクロコントローラーの略称で、小型のコンピューターを意味しており、パソコンと同じように、CPUやメモリ、入出力用のポートなどで構成されています。

 

また、IMUは、ドローンが外部の情報を取得するために必要なセンサー類を指し、ジャイロセンサーや、加速度センサー、気圧センサーなどで構成されています。

 

※センサーについてはこちらも参考にしてください。

ドローンの「センサー」って何?種類や特徴、違いなどを徹底解説!

 

フライトコントローラーでは、これらセンサー類からの情報を元に、マイコン内部で演算処理を行い、操縦者から送られてくる指令を元に、機体を適切な状態に制御してくれています。

 

そのため、フライトコントローラーは、ドローンに欠かすことができない、「脳」とも言える最重要パーツなのです。

 

 

フライトコントローラーの主な種類

 

フライトコントローラーは、様々なメーカーから発売されています。

自作用で多く使われるフライトコントローラーには「Crius MultiWii SE」「NAVIO2」「OpenPilot CC3D」などがあります。

 

また、最近ではRaspberry PiArduino上でフライトコントローラーを使用するユーザーも増えています。

 

その他、これらオープンソース系のフライトコントローラー以外にも、クローズドなDJIのフライトコントローラーも有名です。

 

DJIでは主に「N3」「A3」「Naza-M」のフライトコントローラーが発売されており、これらを開発用ドローンに搭載することで、DJIドローンのような高性能な制御が可能になります。

 

 

フライトコントローラーの選び方

 

フライトコントローラーを選ぶ際には、フライトコントローラーを搭載するドローンの利用目的をまずしっかりと確認する必要があります。

 

ドローンレースなどでFPVフライトがメインであれば、センサーはジャイロ、加速度計など、必要最低限を搭載した小型タイプがいいですし、GPSが必要であれば、GPSとコンパスの構成を考える必要があります。

 

また、マイコンには、F3F4など、性能差で種類があります。

このFの値が大きくなるほど、性能がよくなりますので、予算が許すのであれば、F3よりF4の方を選んだ方がよいでしょう。

 

その他、産業用途や開発用などになると、LinuxOSに対応するオープンソース系フライトコントローラーや、DJIのN3やA3などの産業用モデルが必要になります。

 

例えば、DJIの「A3」フライトコントローラーでは、D-RTKに対応するなど、より高精度な産業用向けに改良されていますので、利用用途に応じて選択していくようにしましょう。

 

 

フライトコントローラーの購入方法

 

フライトコントローラーは、その種類によって、購入方法が異なります。

 

趣味などの自作用フライトコントローラーは、主に、ラジコンやドローンパーツのネットショップで購入可能です。

ネット通販でも有名な「Hobbyking」「MyRcMart」などで一度チェックしてみましょう。

 

また、DJIのフライトコントローラーは、DJI Storeなどでも購入可能となっています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ドローンの重要パーツフライトコントローラーについてご紹介しました。

 

これから自作ドローンを始める方はもちろん、普段日常的にドローンを操縦している方も、内部の構造を知っておくことは大切です。

 

ぜひ今回のフライトコントローラーの基本を、押さえておいてくださいね。

それでは、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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