ニュース
ドローン事業部

お役立ち情報

2019.09.25

雨や風力など悪天候時はドローンを飛ばしたらいけないの?

  • twitter
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • facebook
  • twitter
  • はてなブックマーク
  • LINE
雨や風力など悪天候時はドローンを飛ばしたらいけないの?

みなさんはドローン飛行の際、天気や気象情報はいつもより入念にチェックしていますか?

ドローンによる事故の原因の多くが「天候の急変」であるほど、ドローンにとって天候とは、最大の敵であり、どう切っても切れない関係なのです。

 

そこで今回は、ドローンを安全に飛ばすにあたって必ず注意しておきたい代表的な悪天候である雨や風力に加え、「どのくらい天気が悪いとドローンは飛ばしてはいけないのか?」を判断するための目安も合わせてご紹介!

雨が一滴でも降ってきたらドローン飛行は即中止がおすすめ!

雨の日にドローンは「飛ばせない」のではなく、「飛ばしていけない」ものです。

 

ドローン自体は雨の中飛ばそうと思えば飛ばすことは可能ですが、ドローンを普段から扱っている方にとっては当然の事実であると思われますが、雨の中でドローンを飛ばすには非常に大きなリスクを伴います。

ドローンは空飛ぶ精密機械であり、それを雨の中飛行させるという事は、パソコンやスマートフォンを雨に打たれながら使用するのと同じです。

 

では、具体的にどのようなリスクがあるのか、またその理由も添えて解説していきます。

 

ドローンの故障・発火に繋がる可能性が高い

ドローンには、飛行の原動力である「モーター」や長時間の飛行を可能とする「バッテリー」、ドローンが風の影響を受けながらでも安定した姿勢を制御してくれる高性能センサーなど、数多くの部品がドローン内部に搭載されています。

 

その駆動系部品は発生する熱をドローン内部から外部へ逃がすために、機体には穴や隙間が非常に多く空いています。

 

この構造により、ドローンは雨などで浸水しやすいなっているため、モーターの故障やバッテリーがショートするなどのトラブルを引き起こしやすくなっており、そのまま墜落してしまい、最悪の場合近くいる方にも被害を及ぼすケースが考えられます。

 

雨の中のフライトなら防水ドローン!

どんなにリスクがあっても、雨の中でドローンを飛ばさないといけないという状況が訪れる可能性が考えられます。

 

そんな方には、産業用ドローンではありますが防水性能を搭載したドローン「MATRICE200(マトリス200)」をおすすめします。特徴や活用分野などについて、様々な角度から解説した記事をご用意しておりますので、興味ある方は一度チェックしてみてください。

風速5m/s以上の時はドローン飛行を控えましょう!

ドローン飛行において、「雨」にも劣らないほど厄介なのが「風速」です。

ドローンだけではありませんが、飛行機や鳥など空中を飛ぶ全てのものは風の影響を大きく受けます。

そんな風との相性が悪いドローンは、機体の性能や重量にもよりますが、基本的に風速5m/s以上からドローンはGPS位置を保持できず、操縦が不安定になりだします。

 

風速5メートルは、だいたい細かい小枝が上下にざわつくほどであり、一見ドローン飛行には大きく影響しないようくらいの風当たりに感じられると思いますが、建物周辺の狭い範囲などで飛行させた場合、壁側に引っ張られるような風が吹いてきたり、海や山など風向きが複雑に変化する場所ではホバリングが不安定になりやすくなり、ドローン飛行の経験が少ない方であれば、不規則な風や、風力の強さに対応できずに墜落してしまう可能性が十分に考えられます。

 

国土交通省でも風速5m/s以上の状態で飛行はおすすめしていない

国土交通省が発行している”無人航空機飛行マニュアル”では、無人航空機を飛行させる者が遵守しなければならない事項として「5m/s以上の突風が発生するなど、無人航空機を安全に飛行させることができなくなるような不測の事態が発生した場合には即時に飛行を中止する。」と記載して定義しております。

以上のことから、ドローンを飛行させる日は、必ず天気予報などによる風力のチェックは欠かさず、また、少しでも風が強いと感じた日は、ドローンを飛ばすかどうか冷静に判断できるよう心がけるようにしておきましょう。

予想もしていないタイミングで強い突風が吹く場合もございますので、風でドローン操縦が不安定になってしまう状況下でも慌てず最適な対応が施せるよう、日頃からの操縦練習も大切ですね。

 

天候以外にも飛行時には「砂埃」にも注意!

意外にもドローンパイロットがフライトする際に心配されるのが「砂埃」です。

ドローンを浜辺や砂丘などで飛ばす際には、どうしてもプロペラの回転で砂埃を巻き上げてしまい、モーターやジンバルの中に砂が入り、不具合に繋がってしまう恐れがあります。

 

こうした場合の改善策として、発着時と離着時にはあらかじめ地面にシートを敷いたりして、砂埃が舞い上がるのを阻止することで、砂埃による不具合は防ぐことができます。

 

まとめ

ドローンと相性が悪い天候と飛行OKの目安

雨:一滴でも降り始めたらすぐに中止しましょう!

風:どのドローンでも風速5メートル以上の時は飛行を控えましょう!

砂:砂場で飛行する際、発着・離着地点にはシートなどを敷きましょう!

ドローンは見た目とは裏腹にかなり精密な機械であり、天候との相性が非常に悪いです。

天候を無視してドローン飛行を行うと、せっかく購入したドローンを故障や紛失、または第三者へ被害を加えてしまうなどの事故に繋がってしまう恐れがあるので、飛行する前にはしっかりとした天候チェックを欠かさず行いましょう!

 

  • twitter
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • facebook
  • twitter
  • はてなブックマーク
  • LINE

関連記事

記事一覧へ戻る

未来の社会を支える
エンジニア集団として

ATCLの事業は、専門的な技術力を活かし、
これからの社会に対して貢献していきます。
現代社会のエネルギーの供給を支えるだけでなく、
再生可能エネルギーやドローンといった
新時代のインフラを機能させる技術を早期に実用化しています。
明るい未来社会をテクノロジーで支える
エンジニア集団であること
が、
私たちの使命です。

会社概要を見る

ドローン無料体験会はこちら