こんな悩みはありませんか?
ドローンを買ったあとの準備はどうすればいいの?
ドローンを飛行させたあとのメンテナンスは何を行えばいいの?
この記事で紹介する「ドローンを買った後の準備と日々のメンテナンス」を読めば、準備とメンテナンスについての知識が深まります。ぜひ最後までご覧ください。
内容物の確認を
楽しみにしていたドローンが届いたら、まずはすべての内容物がそろっているかを確認しましょう。
絶対に入っているものとしては、次のアイテムがあります。
・ドローン本体
・プロペラ
・送信機
・充電器とバッテリー
これらのうち、プロペラやバッテリーについては予備のものも含まれているケースも多いです。
それぞれ予備の本数がいくらかは同じ商品でもセット内容によって変わることがありますので、購入した時の説明をチェックして正しい本数が入っているかをチェックしましょう。
こうした基本的なアイテムの他に、収納ケースやアタッチメント、メンテナンス用のパーツなどが入っていることもあります。
場合によってはかなり細かくパーツ分けがされていて、全体で数十点に及ぶことがあります。
欠品が生じていたらすぐに販売店に連絡して、足りないものを送ってもらうようにします。
内容物が完全にそろっているかを見る際には、説明書にリストが載っているはずですので、チェックしながら確認すると漏れがありません。
認証とファームウェアのアップデートの準備
バッテリーは出荷時はフル充電されていませんので、事前準備として充電をしましょう。
また、機体のアップデートや各種機能を使用するにはiphone(ipad)やAndroidなどの携帯端末が必要です。
以前のDJI製品はiphoneとの相性がよかったですが現在ではどちらも安定して動作します。
その後、電源を入れて認証作業をします。
携帯端末とうまく接続できない時は、コネクタの指しなおしや再起動を行ってください。
送信機と本体との連携の他に、スマホやタブレットとの連動ができるものであれば、そちらの認証もします。
専用アプリを入れて、認証番号を入力したりQRコードを読み込ませたりします。
ファームウェアアップデートも同時に行います。
そのためにはインターネットに接続する必要がありますので、できるだけWi-Fi環境で作業をした方が良いでしょう。
アップデートは必要なファイルをインストールした後に、再起動する必要がある商品もあります。指示に従って設定していきます。
初期設定として、自動飛行や飛行エリアの設定をすることが多いです。
準備段階では小さめの範囲に指定して試験飛行に備えておくと良いでしょう。
その後、慣れてきたら範囲を広げて自由な飛行ができるようにしていきます。
試験フライト
試しに飛ばしてみますが、その前の準備とチェックをしっかりとします。
プロペラが正しい位置にしっかりと装着されているかをチェックします。
また、プロペラガードがある機体であれば、ロックがきちんとはまっているかを見ます。
同じように、カメラ装着タイプであれば、ガードやジンバル軸への固定がきちんとなされているかを触って確かめましょう。
電源を入れて離陸を行いますがドローンの操作方法にはいくつか種類があり起動後に設定画面が表示されます。
DJI製品の初期設定はモード2と呼ばれるものになっています。
世界的に主流なのがモード2ですが日本においてはモード1が主流となっています。
モードの確認ができたら、離陸をしてみてドローンがスムーズに上昇するか、異音や静止状態でのガタツキがないかを確認します。
そして、次第に高度を上げていくと同時に左右への動きも加えて、問題なく操作通りに動いてくれるかを確認します。
自動飛行や自動リターンの機能を入れているのであれば、試験という意味合いで自分の目の届く範囲に設定して、正しく動作するかを見ましょう。
カメラを装着しているものであれば、映り具合や撮影角度などが適正で見やすいものかをチェックしていきます。
問題がなければ機体を戻して着陸させます。
その後、プロペラやガードなどに緩みが生じていないかチェックしておきます。
アプリから撮影した動画を保存できる商品の場合は、動画が正しく保存されているかも試してみましょう。
機体の内部ストレージに動画や写真を保存するタイプや携帯端末内に保存するタイプ、SDカード内に保存するタイプなど様々あります。
SDカードを搭載できるものについてはSDカードにしっかり記録できるか確認しておきましょう。
飛行後のメンテナンス
プロペラは飛行を続けていると、どうしても欠けたり歪んだりすることがあります。
予備のプロペラに交換して、機体の暴走や墜落がないようにしましょう。
ガードが欠損していたり、がたついていたりする場合も交換をした方が良いです。
外れてプロペラを巻き込むと墜落の危険があります。
モーターはほこりや砂などで汚れやすいです。モーターを覆うカバーを外して、ダスターを使ったり綿棒でぬぐったりして掃除します。
この掃除は飛行の度にした方が良いです。また、バッテリーの状態確認も毎回しましょう。
熱を持って膨張することがあり、放置していると爆発したり、固定具から外れて墜落したりします。
もし異常を発見したらそのバッテリーは使わないようにします。
カメラのレンズ部分の掃除もこまめに行います。
専用のレンズクリーナーを使ったりマイクロファイバークロスで優しく拭いたりしてメンテナンスします。
現在はドローンの飛行前点検が義務付けられています。
国交省からは上記のような確認票も配布されていますのでこれを使っていきましょう。
飛行後の点検は義務付けられていませんが、ドローンの許可承認の審査要領や航空局標準飛行マニュアルには飛行後の点検も記載されています。
飛行後の点検も欠かさず行うようにしましょう。
ドローンが故障や墜落した場合は?
明らかにパーツが欠損したり、大きな傷が付いたりした場合はメーカーに修理を依頼します。
特にモーターの異音などは、できるだけ早めに頼んだ方が良いです。
こうした重要パーツは自分で分解すると、メーカー保証が受けられなくなりますので、自分ではやらずにメーカー持ち込みが原則です。
墜落したら、パーツの欠損と欠けがないかを確認し、モーターの動きを少しの距離だけ離発着を繰り返して確かめます。
もし挙動が不安定だったり、欠損があったりするならメーカーでチェックしてもらった方が安心です。
まとめ
ドローンはパーツの不具合や欠損がある状態で飛ばすと、墜落し完全に破壊するといった事態になりがちです。
それだけに、毎回の慎重な準備とメンテナンスは非常に重要です。
異常を感じたらすぐに交換やメーカーへの持ち込みをして、良い状態のままで飛ばせるようにしましょう。
2022年後半からはドローンの免許制が始まります。
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