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2018.11.26

2020.05.21

飛行申請に必要な「操縦経験10時間」をどうクリアするか?

飛行申請に必要な「操縦経験10時間」をどうクリアするか?

 

現在、改正航空法によれば「人口集中地区(DID)」「人や物などの物件から30m未満の距離」でドローン飛行させる場合などには、別途申請が必要です。

 

許可をもらう際には、ドローンの飛行ルートを管轄する地方航空局(大阪航空局か東京航空局)飛行申請を出し、許可をもらいます。

 

しかし、現在の規定では、申請にあたり、「ドローンの飛行操縦経験が10時間以上」ないと申請ができないことになっています。

 

そのため、この「10時間をいかにクリアするか」が大切になってきます。

 

「ドローンが業務で必要になったら申請を取ろう」と考えていると、必要な時点から少なくとも10時間以上の時間がかかってしまうことになります。(事前準備や実際の飛行申請などを考えると1ヶ月以上はかかります)

 

そのため、これからドローンを操縦する可能性が少しでもある方は、せめて申請に必要な「飛行経験10時間」の壁だけは、事前にクリアしておくことをオススメしています。

 

 

操縦経験「10時間」はどういう基準? 

 

操縦経験「10時間」の基準は、改正航空法にて決められています。

 

4-2 無人航空機の飛行経歴並びに無人航空機を飛行させるために必要な知識及び能力

無人航空機を飛行させる者の飛行経歴、知識及び能力について、次に掲げる基準に適合すること。
(1)飛行を予定している無人航空機の種類(飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船のいずれか)別に、10 時間以上の飛行経歴を有すること。

引用元:国土交通省「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領

 

改正航空法では、ドローンは「無人航空機」に定義されており、重量が200g以上の機体になります。

 

そのため、ホビードローン、トイドローンと呼ばれるような重量が200g未満のドローンに関しては、操縦経験に換算することができない、ということになります。

 

操縦経験で言えば、申請する機体で10時間以上の飛行経験がベストではありますが、それ以外のドローンによる経験でも問題ありません。

 

 

飛行時間「10時間」をどうクリアするか

 

飛行時間「10時間」をクリアするには主に3つの方法がありますので、順番に見ていきましょう。

 

 

・その1 外で飛ばせる場所を探して飛ばす

 

1つ目の最もシンプルな方法は、もうそのまま、航空法のルールに違反しない場所を見つけて飛ばすということです。

 

これでとにかく10時間をクリアします。

 

ただし、都市部をはじめ、地方でも駅周辺など、割と「人口集中地区(DID)」が多くなっていますので、注意が必要です。

 

また、場所もそうですが、航空法で予め決められている操縦方法「目視内飛行」「人と物から30m以上離す」なども含めると、200g以上の本格的なドローンで10時間以上の飛行実績を積むのは、正直、なかなか難しい話でもあります。

 

 

・その2 屋内で練習する

 

そこで、次にオススメなのが2番目の「屋内で練習すること」です。

 

航空法では、四方が壁に囲まれた屋内の施設であれば、航空法の適用範囲外となりますので、場所さえあれば、思う存分に練習することが可能です。

 

自分の部屋ではさすがに難しいかもしれませんが、近くの市民会館や体育館などを借りるなどすれば、うまく練習することができるはずです。

 

もし、何人か集められそうであれば、グループで借りることで、大きな場所を比較的費用を抑えた形で使用することもできるでしょう。

 

 

・その3 スクールを受講する

 

そして、最後に最もオススメなのが3番目の「スクールを受講すること」です。

 

多少お金はかかりますが、スクールを受講することで、基礎からみっちりと練習ができます。

屋内施設のスクールでは、雨の心配もありませんし、同じ10時間の飛行経験でも、かなり差が出てきます。

 

正直、ドローンが全くの初心者の場合、操縦の仕方がよくわからない場合が多いと思います。

そのような状況の中で、10~20万円もするような高額なドローンを初めて飛行させて、どこかに墜落させてしまった日には、最悪です。

 

そうならないためにも、最初にしっかりと基礎を身につけておけば、高額なドローンを墜落させず、安心安全に取り扱えるようになりますので、長い目で見るとお得です。

 

また、スクールでは、国交省が認定する資格が取得できるところもありますので、同じ「10時間」をクリアするのでも、ドローンの操縦テクをプロに教わりながら、飛行実績を積めて、資格も取得できるのは、スクールならではの利点です。

 

もしこれから多少なりとも真剣にドローンを始めたい方であれば、スクールの受講も前向きに検討してみてください。

 

 

いかがでしたでしょうか。飛行申請に必要な10時間をクリアする方法について、ご紹介してきました。

 

飛行許可は、申請を行うまでにかなりの時間が必要となりますので、ぜひ今の内から準備しておくようにしてくださいね。

 

それでは、ありがとうございました。

 

 

 

 

P.S.

当スクールで操縦経験10時間以上をクリアするには「フライトコース」+「ビジネスコース」の2つの受講が必要です。

ビジネスコースまで合格すると国交省認定の「DPA回転翼3級」の資格も取得できるので、お仕事にも役に立ちます。

定期的に無料体験会も開催していますので、ぜひお時間あれば、当校へお立ち寄りください。

 

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