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2022.06.20

ドローン空撮のコツは何?現場で使える撮影テクニックを紹介

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ドローン空撮のコツは何?現場で使える撮影テクニックを紹介

 

ドローンで迫力ある映像を撮ってみたい!

そう思い、いざ空撮に挑戦するも、「何を撮っていいのかよく分からない・・・」なんてことは、ないでしょうか。

ドローンの普及で、誰でも空からの映像が撮れるようになりましたが、実際にどういう風に撮るかは、また別の問題ですよね。

しかし、実のところ、空撮の方法としては、基本的な動きを組み合わせるだけで、多くの撮影パターンを生み出すことは可能です。

そこで今回は、ドローン空撮で使える撮影のテクニックをいくつかご紹介したいと思います。

 

 

撮影テクその1:前進・後進

 

まずは超基本とも言える動き、「前進」「後進」です。

 

これは当たり前と思うかもしれませんが、実はテレビやCM、映画などの空撮シーンも、大体はドローンが前進してのカットが多くなっています(次点は俯瞰図)。

 

なので、まずはこの基本的な撮影方法である前進と後進をマスターしてしまいましょう。

たかが前進と後進ですが、これに、「高さ」という軸を加えるだけで、様々なバリエーションを生み出すことができます。

 

 

 

「低い場所」での前進と後進や、「150mギリギリの高さ」での前進と後進では、また違ったショットになるはずです。

 

また前進しながら高さを変えてみるのもいいかもしれません。

 

このように、まずは「前進」と「後進」だけを意識して、そこに「高さ」を変化させて撮影ができないかを考えてみてください。

それだけで、今までとは違ったパターンの撮影が可能になるはずです。

 

 

撮影テクその2:パン

 

ドローンをある程度の高さまで上昇させ、そこから360度回転する撮影手法です。

 

広大な風景をダイナミックに撮ることができ、ドローンらしい映像を撮ることができます。

このパンが使いやすい場所は、180度ごとに景色が違うような場所がおすすめです。

 

なぜなら、例えば田舎の山の中のように、どこも同じような景色だと、360度同じような景色になるからです。(笑)

そのため、できるだけ景色が違う場所だと、このパンによる風景の移り変わりが面白くなるかと思います。

 

 

撮影テクその3:斜め移動

 

「前進」と「後進」ができるようになれば、次は斜めの移動にも挑戦しましょう。

 

斜めの移動も、ただ斜めに移動するか、少しドローンを旋回(回転)させながら移動するかによっても、映り方が違ってきます。

 

ぜひ場面に応じて、前進、後進、高さ、斜めを組み合わせてみてください。

 

 

撮影テクその4:横移動

 

雰囲気のある映像を撮りたい時におすすめなのが、ドローンの「横移動」による撮影です。

 

これは対象となる被写体を横から追随するように撮影していく方法で、まるで映画のワンシーンのような映像が撮れるようになります。

 

 

撮影テクその5:俯瞰

 

ドローンの空撮でよく見る撮影パターンの一つが、「俯瞰」です。

 

これはカメラを真下にしてドローンを移動させることで、ドローンならではの迫力ある映像が撮れるやり方です。

 

ただ俯瞰するだけでもいいのですが、そこに先ほどの「前進」「後進」「高さ」「斜め」を色々と変化させながら撮影すると、よりバリエーションの多い映像を撮ることができるはずです。

 

 

撮影テクその6:チルトアップ、チルトダウン

 

チルトアップ、ダウンとは、ドローンのカメラの向きを上げたり下げたりすることです。

 

チルトアップ、チルトダウンが有効な場面は、例えば俯瞰しながらチルトアップする方法や、ドローン夫婦がやっていたような人の目線から後進して上昇する時などです。

 

 

ただし、基本的にドローンの撮影において、最初のうちは、このチルトは「操作しない」ことをおすすめします。

なぜならカメラが移動することによって、ドローンの動きも合わさり、映像がブレしまうことがあるからです。

 

そのため、可能な限りドローンのカメラ自体は固定し、ドローンを動かしてカメラを撮るようにしましょう。

もしチルトアップ、チルトダウンを行う場合には、ゆっくり操作して移動させることがコツです。

 

 

撮影テクその7:ノーズインサークル

 

ノーズインサークルとは、ドローンの正面を常に被写体に向けながら、ドローンが360度旋回することです。

 

コンパスの針が被写体としたら、コンパスの鉛筆部分がドローンということになります。

 

これはアーティストのPVなどにもよく登場する手法で、これができると、まるで映画のワンシーンのような迫力ある映像を撮ることができるようになります。

 

ただし、綺麗に周りながら撮るのはなかなか難しいので練習が必要です。

最初のうちは、DJIのインテリジェントフライトモードにある「ポイントオブインタレスト(POI)機能」の活用がおすすめです。

 

 

撮影テクその8:リヴィールショット

 

何やらカッコイイ名前がついていますが、リヴィールショットとは、撮影したい被写体を後で登場させるやり方です。

 

例えば最初は自然の森林風景を写しておいて、カメラが徐々にその森の中にある建造物を写すといったことがリヴィールショットになります。

 

徐々に核心に迫るこの手法は、うまくいけば、よいショットが撮れるのでおすすめです。

 

しかしその分、ドローンの飛距離が伸びますので、カメラの動きが間に合わない可能性があります。

距離を計算して、うまく飛行させるようにしましょう。

 

 

撮影テクその9:ドリーズーム

 

またまたカッコイイ名前が付いていますが、このドリーズームはズームレンズを使った撮影手法です。

 

ドローンを後退させながら、ズームを拡大させる方法と、ドローンを前進させながらズームを縮小する2パターンがあります。

 

この効果は、後退しているのになぜか背景が迫ってくる、もしくは近づいているのに遠くになっていく、というように不思議な印象を与えることができます。

 

このめまいがする撮影方法は、かの有名なヒッチコック監督が使っていた手法としても有名です。

ドローンでは「Mavic2 Zoom」などで使えますので、ぜひ一度試してみてください。

 

 

空撮がうまくなるために必要なこと

 

以上、空撮で使える様々な撮影テクニックをご紹介してきました。

まず、これらのテクニックを使う上で大切なことは、「ドローンを自由に操作できること」です。

この「自由に操作できる」という点は、もちろん墜落させず安全に飛行できることも含みます。

なぜなら、ドローンの操作が不慣れな状態だと、これらの操縦に余裕を持って取り組むことができず、最悪撮影画面に夢中になり、墜落することもあり得るからです。

ですので、今回ご紹介したテクニックは、まず、ドローンを自分が思う通りに操作できることが前提です。

とはいえ、ドローンを思う通りに操作できなかったり、ドローンに関連する規制などがイマイチよくわからないということもあるかと思います。そんな方には無料体験会がおすすめです。

私達の学校では第一線で活躍しているインストラクターの現場の生の声を聞くことができる無料体験会を実施しています。

無料体験会では空撮用のドローンや講習用のドローンを操縦体験することができ、ドローンの規制や活用用途、今後の展望などについてもご紹介しています。無料で参加できますのでぜひお越しください。

 

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