いまから始めたいドローンレース!ルールや機体、始め方って?
ドローンといえば、空撮・点検・測量などの他に、実は「ドローンレース」というジャンルがあります。
最近ではドバイで賞金総額約1億円のレースが行われるなど、ドローンの普及と共に年々盛り上がりをみせています。
今回は世界的に注目をあつめるドローンレースについて解説していきます!
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ドローンレースとは?
一般的なドローンレースは、フラッシュゲートやチェックポイントが設けられたコースを周回して順位を競います。ちなみにチェックポイントは通過しないと反則となります。
レースによって様々なルールがあり、現在メジャーとなっているのは以下のレースです。
マイクロドローンレース
およそ30g〜50gの手のひらサイズのドローンを使用し、主に室内で行われています。
場所をあまり選ばす開催でき、子供から大人まで楽しめるドローンレースとして注目されています。
目視ドローンレース
地上から直接ドローンを確認しながら操作をします。
安価で資格のいらない小型のドローンを使用することもあり、初心者や未経験者にも参加しやすいドローンレースもあります。
FPVドローンレース
FPV(First Person View)ドローンレースは、レーサーがFPVゴーグルを装着し機体から送られてくるカメラ映像を見ながら操縦します。
ドローンレースの中でも上級者向けで、日本ではアマチュア無線4級資格のほか各種手続きが必要になります。
勝敗の決め方は単純に順位で競う場合や、チームの合計タイムで競う場合などがありますので、レースを観戦する際は、このルールを確認して楽しみましょう。
ドローンレース団体に登録してレースに参加してみよう
日本でも様々なドローンレースが開催されていますが、一体どのような団体がレースを主催しているのでしょうか?国内の主要大会を主催している団体をご紹介します。
このほかにもレースによって様々なルールがあり、現在メジャーとなっているのは以下のレースです。
JDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)
長崎ハウステンボスでドローンレースを行うなど業界で最も注目を浴びている団体の一つです。
全国各地の様々なドローンレースに関わっているのでぜひチェックしておきましょう。
JDL(一般社団法人ジャパンドローンリーグ)
ドローン関連イベントに関わっている団体であり、「Round」という名前の大会を全国各地で開催しています。
日本で初めてとなるドローンレースのプロチーム「RAIDEN」を発足させたのもこのJDLです。
レースで使えるドローン
ドローンレースは現在ルールの統一がされておらず、大会やレースごとに必要な機体は様々です。
DJI製ドローンといった市販の機体そのままで参加できる場合もありますし、本格的なものになると、強力なモーターを使用し、より軽量で空気抵抗の少ない機体を自作する場合などもあります。
初心者の場合ドローンレースに参加して、レースの楽しさを知ることが大切なので、市販の機体や、レース用ドローンの組み立てキットなどから初めてみましょう。
レース用ドローンで行うアクロバットな飛行
レース用のドローンではアクロバットな飛行を行うことも可能です。この動画は空撮用のドローンではなく、レース用のドローンで撮影されたものです。世界トップクラスの見事なテクニックです。
一方、ゆったり安定したPVも撮影できます。いわゆるマイクロドローンで撮影されたものです。マイクロドローンもレース用ドローンの操縦技術が必要です。
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ドローンレースを開始するまでの手順
ドローンレースは準備に非常に時間がかかります。なぜなら無線免許の取得や機体を用意したり、機体を組み立てる知識も必要だからです。少しでも早くレース用の機体を使って、腕を磨きたいところです。
しかしレース用のドローンで練習するためには、以下の手順が必要です。
1.ドローンの飛行訓練を完了する
2.国交省にドローンの飛行申請を出す
3.国交省からドローンの飛行許可証をもらう
4.第4級アマチュア無線技士を取得する
5.レース用ドローンで使用する無線局を開設する
これらを同時並行で進めていく必要があります。1の飛行訓練は航空法、2と3は電波法が絡んでいます。どれか欠けても違法となるので十分注意してください。また2022年6月からドローンの登録が義務化されます。以前は対象は100g以上のドローンでマイクロドローンなども規制対象となる場合があります。
あなたはドローンレース機を飛行させたいと思いませんか?少しでも早く腕を上達させるにはいきなりドローンレース機で飛行させるのではなく、練習用のドローンで基礎から固めていく必要があります。
いきなり本格的なドローンレースに参加するのはとても難しく、まずはドローンの基礎を学ぶ必要があります。
いま、やっておくべきことは、今後どうするか固まっていなくても、ドローン業界にいる専門家が行う無料体験会などからきっかけをつかむことです。無線の免許や無線局が開設されるまでに練習用ドローンで土台を固めていくことが最も近道になることは間違いありません。
さいごに
まだまだ黎明期のドローンレース。海外では高額賞金のレースなどが行われており、ドバイの大会では15歳の少年が優勝するなど年齢や性別を気にせず参加できます。
また、レースに出なくてもスピード感のある映像を楽しみながらの観戦も迫力があります。
通常の空撮用ドローンでは撮影できないダイナミックな映像が撮影できるのもレース用ドローンの魅力の1つです。
弊社が運営しているドローンスクールでは、ドローンの基礎をしっかりと固めることができるコースをご用意しております。一度無料体験会に参加してみませんか。