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2022.04.21

ドローンを使った屋根点検を行うメリットとは?デメリットと実施手順も併せてご紹介します

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ドローンを使った屋根点検を行うメリットとは?デメリットと実施手順も併せてご紹介します

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こんな悩みはありませんか?

  • ドローンの屋根点検を仕事に導入したい
  • ドローンで屋根点検を始めたい
  • ドローンの資格をとったので、ドローンを使って何か仕事をしたい
  • ドローンで屋根点検を行いたいが手順がわからない

 

この記事で紹介するドローンを使った「屋根点検のメリット、デメリットと実施手順」を読めば、ドローンの屋根点検についての知識が深まります。ぜひ最後までご覧ください。

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1.なぜドローンを使って屋根点検をする業者が増えているのか?

屋根は常に雨風や太陽光にさらされていますので、建物の中でも特に劣化が起きやすい部分です。一方で、劣化具合をチェックしようと思っても、下から見ることはできませんし、角度が付いているために一方向から確認することもできません。そのため、今まで屋根点検をする際には、はしごをかけて作業員が登るか、足場を組んで目視する方法が一般的でした。

 

しかし、こうした方法は手間がかかりますし、端の方まで確認できないなどの問題もありました。そこで、気軽に上空から撮影してチェックができるドローンを使った点検方法が、かなり普及するようになっているのです。

 

2.ドローンによる点検のメリットと詳細

メリットとして大きいのは、作業員の安全を確保できるという点です。慣れている人であっても、やはり高所作業に伴うリスクはあります。劣化が進んでいると踏んだ部分の瓦がずれて落ちることもありますし、藻によって足を滑らせることもあります。落下すると大けがを負う可能性がありますので、こうした危険のないドローン撮影は安全にできるメリットの大きな方法と言えます。

 

また、撮影をリアルタイムで見られるというのも大きいです。タブレットなどで施主の方も一緒に確認できますので、本当の状況を自分でも見てもらえます。見えないところの状況確認、修理というのは、施主様にとっては悪徳業者にだまされていないか?という不安があるものですので、自分の目で確認してもらえるこの方法は安心感を与えます。劣化具合を実際に見て、修理をしようと決意するきっかけにもなりますので営業という面でも効果的です。

 

屋根の上に登っての確認では、屋根の端など、目が届かないところも出てきます。しかし、ドローンであればどの角度からでもチェックできますので見落としがないというのも利点です。複雑な形状をしている屋根点検にも適した方法と言えるでしょう。

 

ドローンによる屋根点検のメリット

      • 梯子や足場を組まなくても上空から撮影できる
      • 動画や写真にデータとして保存できるので見落としを防ぐことができる
      • 動画や写真にデータとして保存できるので気になる箇所を後で確認できる
      • ドローンで撮影中はリアルタイムで他の人に映像を共有できる
      • 人が確認しにくい場所でもドローンなら安全に確認できる

 

 

3.ドローンによる点検のデメリットと詳細

デメリットとしては、触ってチェックすることができないという点を挙げられます。たとえば、屋根が浮いていることは目視できますが、それが完全に外れているのか単にずれているだけなのかは、触ってみないと分からないということがあります。

 

どうしても特有の騒音がするというデメリットもあります。近所の方に不審がられたり迷惑をおかけしてしまったりする可能性もあります。さらに、ドローンが飛んでいるのを見て、のぞき見をされているのではないかとびっくりされてしまうリスクもあります。こうしたことがないように、事前に説明をしてからチェックを始めるべきです。

 

最近では防水加工されたドローンも登場しています。しかしながら一般的に屋根点検で使用されるドローンは汎用の空撮ドローンであるケースが多いです。そのため防水加工されていないドローンが多く、天候によっては予定していた日に点検できない可能性があります。 その場合は現場で待機したり、再度日程調整を行う必要があるでしょう。

 

ドローンによる屋根点検のデメリット

    • 実際に触って確認することができない
    • 問題個所にどの程度問題あるのか確認できない場合がある
    • ドローンを飛行させるときに騒音がする
    • ドローンで点検できるかどうかは天候に左右される

 

 

4.屋根点検の実施方法と概要

屋根点検での障害物の確認

屋根点検をする際には、まずある程度建物を概観して、その高さや大きさ障害物がないかなどを確認します。たとえば、テレビアンテナは細いワイヤ―で固定されているので、見づらく引っかかってしまうことがあるので注意が必要です。屋根点検を行う場所には、電線や電信柱、樹木なども多く存在しているケースがあるため、事前に障害物を確認し飛行ルートをイメージします。 事前に離陸地点、着陸地点、緊急時に機体を非難させる場所を決めておくことも重要です。日本で最も広く普及しているDJI製のドローンは優れた飛行性能を誇っており、安定した飛行が可能です。しかしながら飛行を制御している装置が故障したり、ドローンが位置情報を確認するために使用している人工衛星からの信号が途絶えた場合は墜落したり非常に不安定な飛行になるケースがあります。万が一の事態に備え、しっかりと事前に確認しておきましょう。

 

クライアントへ状況と飛行ルートの説明

障害物の確認が終わったらクライアントに飛行ルートや撮影方法の説明などを行ったほうがよいでしょう。また事前にクライアント側から「この部分を重点的に見てほしい」と要望される場合もあります。こういった要望あったときは、その付近を重点的に撮影しがちです。しかしドローンで屋根点検を行う場合は、もれなく屋根を撮影していくことが大切です。なぜなら撮影をしていない箇所があった場合、そこに不具合がないと断言することができず、様々な面で判断が難しくなってしまうからです。

他の注意点としては、見たい部分に対して45度程度の角度を付けて飛ばして撮影するということがあります。ドローン自体の影が入り込まず見やすくなり、特に施主様と一緒に見る時には、見やすい角度と位置を考えることが大事です。

 

5.国交省に飛行申請が必要なケース

ドローンは特定の場所では、国交省に飛行申請が必要となります。たとえば、空港の周辺や行政機関が指定するエリア、人口集中地域です。事前に申請エリアに該当してしないかを調べて、もし必要があるなら2週間前に手続きをします。

 

別の注意点として、道路の上を飛行したり離着陸をしないといけなかったりするケースは道路使用許可が必要となるということです。これは警察に対して申請するものです。

 

また現行の航空法(2022年4月現在)では、目視外飛行を行う際は補助者を付けることが義務付けられています。そのためドローンで屋根点検を行う際は必ず補助者を付けるようにしましょう。

 

飛行申請目視外飛行って?と思われた方はぜひ弊社の無料体験会にご参加ください。ドローンで屋根点検を行う際に必要な飛行申請や目視外飛行などについて、現場経験豊富なインストラクターが詳しく説明いたします。

 

6.飛行する場所と天気の制限とは?

上記のように、ドローン飛行について申請が必要な場所とは別に、そもそも禁止されている場所もあります。自衛隊基地や空港のすぐ近くのエリアなど、明確に禁止エリアが指定されていますのでチェックしておくべきです。

 

また、禁止エリアでなくても、高圧電線が通っている場所や、電線がたくさん張り巡らされている場所、電車の高架があるすぐ脇や下などはドローンの特性上飛行ができません。他にも、人の往来が激しい場所の真上を飛行しないといけないケースでも、安全を考慮して実施を取りやめます。

 

前述したように風が強い日や雨がひどい日も点検はできません。雨については防水型の器材もありますが、撮影画面が見づらくなるなどの理由もあって基本的には屋根点検をすることはありません。

 

7.屋根点検に必要な機材と準備

ドローン本体と予備のバッテリーの他に、風速計やヘルメットを準備します。風速計は周辺の風の強さを測って、機体があおられない程度の強さかを確認するためです。ヘルメットは機体が落下してきた時に頭を保護するためのものです。業務で使う機体は1kgくらいはありますし、高いところから落ちてきますので保護具は必須です。離着陸をする場所には、ポールを置いて他の人が立ち入れないようにするといった対策もした方が安心です。

 

また、必要に応じて、飛行許可書や飛行計画書を印刷して持参しておくようにします。近隣住民の方に説明したり、万が一警察などに尋ねられたりしても、しっかりとした書類があればスムーズに対処できます。

 

8.屋根点検作業の開始

機材がすべて揃っていて、パーツなどに問題がないこと、周囲の安全確保ができたことを確認したら飛行を開始します。点検をクライアントと一緒に行う場合には、大きな画面で見ていただけるように、大きめのタブレットを使います。離着陸の場所にペットや子どもなどが入らないように気を付けながら飛ばします。

 

建物の大きさや形状によっても違いますが、まずは状況確認も含めて、上空から全体の様子をチェックしてから一面ずつ詳細をチェックしていきます。もし、屋根材が浮いていたり破損していたりする様子が見られるなら、近づいて状態を把握します。破風などの屋根の端についても、近隣の建物との関係に注意しながら撮影していきます。撮影が終了したら、着陸地点の安全を確保して着陸させます。しっかりと漏れがないように撮影を行いましょう。

 

9.点検作業終了後の注意点

点検が終了したら、まずは機材をすべて撤収してスペースを確保します。その上で、施主様に撮影した内容について説明していきます。録画したものを振り返り、注目してほしいところに来たらスローにしたり一時停止したりして示します。もし、携帯用のプリンターを持ってきているのであれば、気になる箇所についてプリントアウトして渡すというのも良いでしょう。

これを現場で行うことによりデータの保存漏れや撮影漏れがあった場合、再フライトを行うことができるためオススメです。

 

その説明における注意点としては、この点検はあくまでも目視によるものであるということです。見た目上は問題がないように思えても、内部が腐食しているとか、固定具が内部で外れているなどしていることもあります。実際に手で触ってみないと分からないこともあるという点については、きちんと伝えておくべきです。

 

 

10.ドローンを使った屋根点検は自分でできるのか?

ドローンを使った屋根点検は、外部や業者に委託せず自分で行えるものなのでしょうか?結論からいうと国土交通省からドローンの飛行許可をもらい、法規制をしっかりと理解し周囲の安全対策や近隣住民への説明を行った上でなら可能だといえます。ただし事故や法律を侵さないようしっかりした事前準備と全体を漏れなく撮影できる技量が必要でしょう。

また屋根点検は手動操縦、自動操縦のどちらでも行うことが、それぞれ違ったスキルが必要です。手っ取り早く行うには実際の屋根点検を経験できる現場型のスクールの資格や講習を受講することをオススメします。

 

私たちのドローンスクールでは、ドローンの資格だけでなく現場レベルで使えるノウハウが学べる現場実践型の講習を用意しています。また第一線で活躍しているインストラクターの現場の生の声を聞くことができる無料体験会も実施しています。空撮用のドローンや講習用のドローンに触れることもできます。趣味でもお仕事でもあなたにあった最適なドローンの活用方法が見つかるはずです。

 

 

 

11.まとめ

汎用ドローンを使った屋根点検には、目視しかできないといったデメリットもありますが、安全の確保や画像を一緒に施主様に見ていただけるなどのたくさんの利点があります。そこで、周囲の安全や飛行制限エリアになっていないかなどの確認をしっかりとした上で、積極的に点検に使用することができます。点検業者としてもドローンを使っているということを売りにすることができますので、営業活動を効果的に進めるためにも役立つものとなるでしょう。

 

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