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2020.12.24

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農薬散布はドローンの方がいい?ドローンとラジコンヘリコプターは何がちがうの?

農薬散布はドローンの方がいい?ドローンとラジコンヘリコプターは何がちがうの?

ドローンは今でこそ普及して、色々な形状や大きさのものが出回っており、用途も多様化されてある程度どういったものなのかイメージしやすくなりました。しかし、出始めの頃は「これってラジコンと何が違うの?」と疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか?特に、趣味や空撮などで使う小型のドローンなどは、ラジコンヘリコプターでも同じことができるような気がしますよね。さて、今回はドローンとラジコンの違いについてご説明すると共に、ラジコンでも農薬散布はできるのかということについてお伝えしていきたいと思います!

 

1.ドローンとラジコンのちがい

1-1.ドローンとは

1-2.ラジコンとは

1-3.ドローンとラジコンは何がちがう?

2.ラジコンはドローンと同じように使えるの?

2-1.ラジコンで農薬散布はできる?

2-2.なぜドローンが普及しているの?

3.まとめ

 

1.ドローンとラジコンのちがい

まずは、ドローンとラジコンそれぞれの特徴についてご紹介していき、そのちがいに触れていくことにしましょう。

 

1-1.ドローンとは

ドローンを日本語で表現すると、無人航空機となります。航空法では、以下のように定義されています。

 

飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。

 

引用:飛行ルールの対象となる機体(国土交通省)

 

ドローンは無線操作が可能となっており、機体によっては自動操縦ができるようになっています。

基本的には電波を利用して操作するようになっています。

 

1-2.ラジコンとは

そもそも、ラジコンというのは商標登録されている言葉だと知っていますか?「ラジコン」を商標登録しているのは、増田屋コーポレーションという会社で、1955年に世界で初めて無線操縦玩具であるラジコンバスを」発売した会社です。ラジコンを世界で初めて販売したのが、日本だということにも驚きますね。ラジコンというのは、ラジオコントロールの略で、無線操縦や無線を使った遠隔操作をするためのシステムのことを指します。ラジコンという言葉は登録されているので、一般的にラジコンを語る時には「無線操縦」という言葉を使います。また、ラジコンを搭載したおもちゃや製品にRCという名称を使うことが多いです。

さて、言葉そのものの話はここまでにして、システムの話にうつっていきましょう。

ラジコンが、無線を使ったシステムだということですが、様々な種類の無線や方式などがあります。例えば、一般的なラジコン玩具では、本体を動かすための操作量を電波にして送信する「プロポ」というものが内蔵されています。プロポというのは、RC用送信機のことで、要するにリモコンからの指示を電波に変えて本体へ送信する装置のことです。本体には、プロポから送信される電波を受け取り解読する「レシーバー」が内蔵されており、さらにそのレシーバーから送られる信号を利用して動作する「サーボ」という装置も組み込まれています。こうしたいくつかの装置を使って、ラジコンは動くようになっているのです。この時使用される電波にも様々な種類があります。しかも、ラジコン専用電波というのがあるため、安全に操作することができるようになっているのです。

余談ですが、今でこそ無線で模型を動かすことができるのは、当たり前のこととなっていますが出始めの頃はかなり高価なものでした。ですから、有線で模型を動かすという方が主流だったようです。今となっては、有線で操縦するってどういうこと?と疑問に感じるほどですよね。

 

1-3.ドローンとラジコンは何がちがう?

電波を使うということで、ドローンもラジコンも同じような気がしますが、一体どこが違うのでしょうか?ラジコンは、必ず操縦者がいて機体を目視しながら操作することになります。これに対してドローンは、操縦者が目視で操作を行うパターンもありますが、GPSなどの利用によって自律飛行が可能となっています。実はここに大きな違いがあります。要するに、ドローンはラジコンの進化系で「自律性」に優れているということなのです。

無線技術というのは、かなり昔に発明されたものです、最も古いとされるのは1878年に開発された火花送信機です。元々この無線技術は軍事利用のために研究・開発が進められてきました。ラジコンもドローンも戦争と共に発展してきたものの一つなのです。

 

2.ラジコンはドローンと同じように使えるの?

本サイトでは、様々な分野でドローンを利用していることをご紹介してきました。ここでは、ラジコンを利用してもドローンと同じことができるのか?ということについて触れていきたいと思います。

 

2-1.ラジコンで農薬散布はできる?

ドローンが活躍する分野は様々ありますが、ドローンによる農薬散布についてかなり詳しくご説明してきましたね。ラジコンヘリコプターを使って、同じような農薬散布はできないのでしょうか?実は、農薬散布用のラジコンヘリコプターというのは製品化されており、販売もされているのです!ご存じでしたか?例えば、マトリクスの「MX320」というラジコンヘリコプターは、全長が2340mm全幅が950mmという大きさで、1リットルの農薬を入れることができるタンクを積むことができます。実際に、こうしたラジコンヘリコプターを使って農薬散布を行っている農家はたくさんあります。作付面積が小さい場合は、ラジコンヘリコプターの方が、コスパがいいという場合があるのです。利用方法としては、農家が期待を所有して自ら散布を行うというよりは、自治体や農協が専門業者に依頼して決まった時期に対象の農家で散布を行っていくという方法が主流のようです。このため、自分たちで農薬を散布する手間がないということからも、ラジコンヘリコプターを使った農薬散布には大きなメリットがあります。一方で、こうした業者を利用することで、決まった時期にしか農薬を散布することができないというデメリットもあります。だからと言って、自ら機体を所有するには価格が高く、また操縦も難しいという側面から、どうしても専門業者の力を頼らなくてはなりません。

 

2-2.なぜドローンが普及しているの?

これまでスマート農業を語る中で、ドローンによる農薬散布の方が注目されているということにお気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。同じように農薬散布ができるにも関わらず、どうしてドローンの方が注目されているのでしょうか?

ドローンの良さは、ラジコンヘリコプターよりも価格が安く、自分で購入できるということころが一つです。さらに、操縦も難しくないため自ら操作して、好きなタイミングで散布をすることができます。このため、専門業者に頼らずに自分たちの力で農薬散布を行うことができるのです。そして、ドローンの場合は自動操縦が可能である機体もあるので、ラジコンのように最初から最後まで自分で操作する必要がないというのも大きなメリットとなります。タブレットやスマートフォンから簡単に操作することができて、しかも放置しておいても勝手に農薬をまいておいてくれるというのは、ラジコンヘリコプターにはできないことなのです。こうした「楽さ」というのが魅力となって、今ドローンによる農薬散布の方が注目されているのです。詳しくは下記URLでご覧いただけます。

https://atcl-dsj.com/spray/

 

3.まとめ

今回は、ラジコンとドローンの違いから、農薬散布における両者の違いについても触れてきました。育てている作物や面積によってかかるコストは変わってきますので、ラジコンヘリコプターの方が安く済むということはもちろんありますし、それを利用している農家や農協もたくさんあります。一方で、ドローンを利用した農薬散布の「楽さ」は想像以上で、多くの方たちが注目するところとなっているのですね。特に農家の方は、一度2-2でご紹介したURLよりお問い合わせをいただき、情報収集をしてみてはいかがでしょうか。

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