ドローンにとって、切っても切り離せないのが天気。
事実、ドローンの事故原因ベスト5に入るほど、ドローンは天気の影響を強く受けます。
そのため、ドローン操縦者は、空撮を行う場所の天気の状況を知っておくことが、とても大切です。
そこで今回は、現地のお天気の情報を瞬時に把握できる、ドローン空撮で使える天気予報サイトとアプリをご紹介したいと思います。
覚えておきたい天気予報サイトの前提知識
天気予報サイトには、様々なサービスがあります。
「Yahoo!天気」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「Mapion天気予報」・・・などなど。
しかし、これらのサイトでは、実際に天気予報は行っておらず、天気予報を行っている情報元からの転載となっています。
実は、天気予報は、気象庁長官から許可を受けた「予報業務の許可事業者」しか予報をしてはいけない決まりとなっており、様々なサイトは、これらから情報を提供してもらっています。
「予報業務の許可事業者」は、テレビ局や大学、天気情報を提供する企業や団体などが受けており、天気予報サービスとして有名なのは、日本気象協会やウェザーニューズなどがあります。
そのため、天気予報を見る際には、大元となる天気予報は、許可事業者のものを見比べつつ、関連する参考情報は別のサイトからも収集する、など天気予報サイトを使い分けることも大切です。
ということでこれらの前提をもとに、実際に現地で使いたい天気予報サイト＆アプリをご紹介しましょう。
風速情報もかなり使える便利サイト「tenki.jp」【Web/アプリ】
「tenki.jp」は日本気象協会が運営している天気予報サイトです。
市区町村別のピンポイントな天気予報に加え、10日間の天気予報を見ることができます。
tenki.jpにはアプリ版もあり、ドローン操縦者にとって大変便利なアプリです。
通常の天気情報を確認できることはもちろん、現在地や目的地の風速を「1時間ごと」で確認することができます。
天気や降水確率と合わせて、現地の風速と風向きまでを瞬時に確認することができるので、ドローンで空撮を行う人にとっては必須のアプリと言えるでしょう。
天気予報サイトの定番「Yahoo天気」【Web/アプリ】
定番の天気予報サイト＆アプリと言えば「Yahoo天気」が有名です。
知りたい場所の主な天気情報を確認できることはもちろん、特に使いやすいのが「雨雲レーダー」です。
雨雲レーダーでは、地図上での雨雲の様子が5分単位で見れ、数時間先までの雨雲の動きを確認することが可能です。
空撮現場に行く際には、必ず使いたいサイト＆アプリと言えます。
信頼性の高さはピカイチ「GPV気象予報」【Webサイト】
少し他と毛色が違うのが、この「GPV気象予報」です。
2kmメッシュによる、非常に精緻な局地モデルで計算されており、雨量・雲量、気圧・風速、気温・湿度の予測を表示してくれます。
予測時間間隔も30分、更新回数も1時間ごとと、非常に精密にできており、かなりの高確率の予報となっています。
天気予報サイトとしての信頼度は、最も高いと評価を受けています。
最近このGPVがリニューアルし、天気予報サイト「SCW」として運営されています。
サッといつもの天気予報を確認したいなら「そら案内」【アプリ】
「そら案内」は日本気象協会の公式アプリです。
1週間の天気をすばやく確認したい、詳しい天気を手軽に見たい、といった時に便利です。
最初に地域を設定しておくと、詳細な天気予報を一覧でき、気象衛星・天気図・アメダスなどの天気画像も確認ができます。
1時間毎の天気もチェックできますので、シンプルな機能で素早く天気を知りたい、という方にはピッタリのアプリとなっています。
いかがでしたでしょうか。
ドローン空撮におすすめの天気予報サイト＆アプリをご紹介しました。
天気予報はあくまで予報ですので、もちろん外れることもあります。
そのため、今回ご紹介したサイトをいくつか見ながら、実際の天候の動きをチェックするようにしてみてください。
それでは、ありがとうございました。
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