初心者におすすめのドローンの選び方。基本のポイントを押さえよう
これからドローンを始めたい!そう思った時にまず必要なのがドローン本体です。
しかし、ドローンには様々な機体が発売されており、何を選んだらいいのか、分かりにくいですよね。
そこで今回は、ドローンの選び方のポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ドローン選びで押さえておきたい基本の機能
まずはこれからドローンを選ぶ際に覚えておきたい、ドローンの基本機能を理解しておきましょう。
ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー
ジャイロセンサーはドローンの角度の変化量を検出するセンサーです。
機体が傾いた時に、その角度の量を計算してくれ、機体の姿勢を制御してくれます。
これに加速度センサーが追加されることで、「ホバリング」というドローンの安定した姿勢制御が可能になります。
さらに、ここに気圧センサーが加わることで、ドローンの高度を維持することも可能になります。
特に初心者のうちは、これらの各種姿勢保持用のセンサーが搭載されているかを確認することが大切です。
※こちらも参考にしてみてください!
・ドローンの「センサー」って何?種類や特徴、違いなどを徹底解説!
FPV機能
FPVは、「ファースト・パーソン・ビュー」の略で、ドローンのカメラの映像をリアルタイムで見ることができる機能です。
スマホやタブレットがあれば、その映像を見ながら、自由にカメラの撮影ができるため、ドローンらしい空撮をしたい方には必須の機能となります。
ドローンの操作だけを楽しみたい、という方はFPV機能がなくても大丈夫ですが、空撮をしたい方や、ドローンレースがしたい方は、必ずFPV機能の有無を確認するようにしましょう。
※こちらも参考にしてみてください!
・ドローンのFPVって何?ドローン視点で空撮が楽しめるFPVドローンを紹介
以上が、ドローン選びの際に最低限知っておきたい機能の紹介です。
ドローン選びの5つのチェックポイント
では、実際にドローンを選ぶ際のポイントを5つご紹介したいと思います。
これらの基準を元に、自分に合うドローンの条件を検討するようにしてみてください。
選び方のポイントその1:用途で選ぶ
まず、ドローンを使って何をしたいか、をしっかりと決めるようにしましょう。
趣味の空撮目的であれば、前述のFPV機能が必須となります。
また、空撮でも旅行に持って行きたいのか、まずは練習用に欲しいのか、などでも変わってきます。
産業用目的であれば、必要なカメラや飛行時間もある程度必要になります。
そのため、まず購入したいドローンを選ぶ時は、どんな用途で使用するかを改めて考えるようにしてみてください。
選び方のポイントその2:機体の重量をチェック
利用目的が決まったら、次に考える必要があるのがドローンの「重量」です。
ドローンの重量は200g未満かそれ以上かで大きく違ってきており、200g以上のドローンは、場所や飛行させる方法によって地方航空局に事前に「飛行許可」が必要となります。
反対に200g未満のドローンは、航空法ではドローンと定義されておらず、おもちゃのような扱いです。
そのため、比較的自由に飛行させることができ、値段が安いのも特徴となっています。
初心者の場合や、練習用途の場合には、比較的制限が少ない200g未満から探してみて、本格的な空撮をしたい場合には、それ以上のランクにするなど、重量も一つの選択基準に入れてみましょう。
※こちらも参考にしてみてください!
・【ドローン規制総まとめ】航空法やルール、許可が必要な空域について
・200g未満のドローンは規制対象外?トイドローン関係のルールや法律総まとめ
選び方のポイントその3:サイズ感をチェック
重量と似た基準ではありますが、ドローンのサイズ感もチェックしましょう。
ドローンは機種によって、大きさがかなり違っており、それぞれにメリットデメリットが存在します。
以下は、主な大きさによるドローンの違いです。
<サイズが大きいドローンの特徴>
・メリット
→飛行が安定する、ペイロード(最大積載量)が大きい、カメラなどを外付けできる、飛行時間が長くなる傾向がある
・デメリット
→重たい、持ち運びがしづらい、バッテリーなどが高価になりやすい
<サイズが小さいドローンの特徴>
・メリット
→軽い、持ち運びがしやすい、バッテリーなどのパーツが安価
・デメリット
→風に弱い、ペイロードが小さくカメラの外付けなどはほぼ無理、飛行時間が短い傾向がある
このように、サイズによる特徴の違いは、ほぼ表裏一体となっていますので、どちらがいいか、お好みで検討するようにしてください。
選び方のポイントその4:値段で選ぶ
また、ドローンは値段によっても大きな幅があるのが特徴です。
値段による差は、そのまま、「飛行性能」と「カメラ性能」などに比例する形となっています。
飛行性能では、操縦時のドローン自体の安定性能はもちろんですが、その他、送信機との電波遮断時の自動帰還機能や、障害物回避機能など、様々な便利な機能もあります。
カメラ性能も、基本的に値段が高いほど、高画質で優れたカメラ機能を持つようになります。
そのため、本格的な空撮をしたい場合などは、可能な限り値段が高い方のドローンを選んだ方が、今後使っていく上で、不満が出にくいと言えるでしょう。
反対に、安いものは機体の安定性やカメラ性能が劣りますので、その分練習用や簡単な趣味用途で使ってみるなど、割り切って使う必要があります。
選び方のポイントその5:カメラの性能で選ぶ
基本的に値段によって比例していくカメラの性能ですが、こちらも、撮りたい空撮のレベルによって、カメラの性能を選ぶ必要があります。
動画で言えば、「4K」撮影をしたいかどうか、またフレームレートや、センサーサイズなどによっても、ドローンごとに違いがあります。
カメラのセンサーサイズが大きいドローンほど、撮影する画像がより繊細で綺麗に仕上がりますが、その分高価になります。
カメラの画素数やスローモーション撮影、ズーム撮影、絞りの調整など、ドローンによって対応できる性能が異なりますので、必要と思うカメラ性能に応じて、ドローンを検討するようにしましょう。
カメラ性能の違いなどは、以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
・ドローンのカメラの「センサーサイズ」って何?フルサイズ・1インチ・APS-Cなどの違いを解説
・ドローン撮影に4Kは必要か?動画撮影における解像度について
ドローンを選ぶ際の注意点
ドローンを選ぶ際のポイントを紹介しましたが、もう一つ、ドローンを選ぶ際には、必ず以下の注意点を確認するようにしてください。
技適マークの有無をチェック
ドローンは送信機とドローン本体との間に無線通信技術を使用し、操縦を行っています。
その際の無線通信の利用に関しては、国の法律「電波法」によってルールが決められているため、それを守る必要があります。
具体的には、「技術基準適合証明等のマーク」(※通称「技適マーク」)がある送信機、ドローンを使用する必要があり、これがないドローンを使うと、法律違反となります。
そのため、購入予定のドローンがある場合、そのドローンと送信機に、技適マークがあるか、必ず確認するようにしましょう。
※こちらも参考にしてみてください!
・技適マークがないと法律違反!?知っておきたいドローンの電波法について
初心者におすすめのドローン
最後に、ドローンの選び方のポイントを踏まえて、初心者におすすめのドローンを紹介したいと思います。
初めてのドローン、練習用におすすめ「DJI TELLO」
ドローンの最大手のメーカーDJIが発売するトイドローンと言えば「DJI TELLO」が有名です。
1万円少しで、安定した飛行性能とほどよいカメラ性能を持つ、200g未満のドローンを購入できるから驚き。
トイドローンのベストセラー機と言えばTELLOで間違いありません。
初めてドローンを購入する方や、練習機としても、おすすめの1台となっています。
旅行に持って行ける趣味用ドローンにおすすめ「DJI Mavic Air」
「DJI Mavic Air」は、コンパクトに折りたたみができ、旅行などの持ち運びにおすすめのドローンです。
小さいながらも、4K撮影ができ、写真に動画にと、様々な空撮に対応ができるのが特徴です。
飛行性能も安定感が抜群で、コストパフォーマンスがよく、初心者から上級者まで、旅のお供にピッタリです。
持ち運びがしやすくて本格的な空撮もしたい方はこちら「DJI Mavic2 Pro」
「DJI Mavic2 Pro」はDJIの最新空撮用ドローンです。
小型のドローンに関わらず、1インチのセンサーサイズを搭載しており、そのカメラの性能は驚異的です。
飛行時間も最大31分と他のドローンよりも長く楽しめ、様々な高性能な機能を搭載しているのが特徴です。
コンパクトさはMavic Airと比べて劣りますが、それでも持ち運びのしやすさは抜群です。
持ち運びがしやすくて趣味から本格的な空撮まであらゆる場面に対応できるドローンをお探しの方は、Mavic2 Proがおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
初めてのドローン選びのポイントをご紹介してきました。
ドローンも様々なタイプがありますので、やはり用途に合わせて使い分けていくのがおすすめです。
ぜひ今回のポイントを参考に、自分に合うドローンを探してみてくださいね。
それでは、ありがとうございました。
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