こんな悩みはありませんか?
- 事前登録制でドローンを登録したけど、6月20日以降もそのまま飛行させて問題ない?
- 登録記号を取得したら、飛行申請は新しく提出する必要ある?
- 飛行の許可・承認を得ている場合はどうなるの?
- 6月20日以降、ドローンを登録せずに飛行させたらどうなる?
本記事で紹介する「登録制度で登録後に、新しく飛行申請を行う必要はあるのか?」を読めば、登録制度と飛行申請について理解が深まります。
ぜひ最後までご覧ください。
ドローンの事前登録制度で登録後に新しく飛行申請を行う必要はあるのか?
2つのパターンが考えられます。すでに国交省に飛行申請を提出し飛行の許可・承認を得ている場合と、飛行申請をまだ提出しておらず飛行の許可・承認を得ていない場合です。
結論から述べると、飛行の許可・承認を得ている場合はドローンを登録後、見えやすい位置に登録記号を表示・貼り付けすれば問題ありません。
飛行の許可・承認を得ていない場合はドローンを登録後、登録記号を表示・貼り付けすることに加え、飛行申請を提出し許可・承認を得る必要があります。
それぞれ順番に解説します。
すでに国交省から飛行の許可・承認を得ている場合
飛行申請を提出し許可・承認を得ている機体を登録した場合は、新しく飛行申請を行う必要はありません。
ただし飛行許可証の期限が切れたときには、新しく飛行申請を提出し許可・承認を得る必要があります。
すでに飛行申請を提出している機体は、200g以上の機体と考えられます。6月20日以降はドローンの定義が100gに変更されますが、新しく許可・承認を得る必要はありません。
>>関連記事:6月20日から100以上200g未満のドローンも飛行申請と許可承認が必要になります
国交省から飛行の許可・承認を得ていない場合
まだドローンの飛行の許可・承認を得ていない機体の場合は、登録後に飛行申請を提出する必要があります。
申請を行う際に、登録記号などを入力することになっているので忘れずに入力しましょう。
しかし注意点が1つあります。
登録記号の表示は飛行の許可・承認の有無に関係なく必須ということです。
したがってすでに飛行の許可・承認を得ている200g以上のドローンは事前登録制度に登録し、登録記号を表示するだけで6月20日以降も飛行できます。
一方で飛行の許可・承認を得ていない機体の場合は、事前登録制度に登録し、登録記号を表示した上で飛行申請を提出し許可・承認を得る必要があります。
では登録記号とはなんでしょうか?
登録記号とは
ドローンを登録した際に、登録記号というものが発行されます。これは車でいうナンバープレートのようなもので、登録記号は機体の見えやすい位置に表示することが義務付けられています。
登録記号により警察などがドローンを識別できる仕組みとなっています。
ドローンが遠くを飛行しており登録記号を目視で確認できないときはどのように照会するのでしょうか。
ドローンは目視できない距離で飛行することもたくさんあるため、警察などが照会しやすいよう電波を発する機器の搭載が義務付けられています。
これをリモートID機器と言います。
リモートID機器は何の情報を発信しているのか?
ドローンの登録制度では登録記号だけでなく、リモートID機器の搭載を義務付けています。
リモートID機器は、登録記号、製造番号、位置情報・速度・時刻、認証情報をwifiやbluetoothなどで発信しており、警察はこれらの情報を受信することで飛行しているドローンを照会することができます。
2022年6月19日までの事前登録期間に登録した機体は、リモートID機器の搭載が3年間免除される形となっているため、まだ登録が済んでいない方は早めの登録をオススメします。
登録制度が始まる2022年6月20日以降に登録なしでドローンを飛行させるとどうなるのか?
基本的には航空法違反で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されます。
しかしいくつか登録が必要ないケースもあります。
例えばドローンを係留させる場合や事前に必要な手続きをおこなった場合などです。
登録制度については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
>>関連記事:ドローンの登録制度ってなに?いつから始まるのか?
まとめ
この記事ではドローンの事前登録制度で登録後に新しく飛行申請が必要なのかについて解説しました。
- 飛行の許可・承認を得ている場合はドローンを登録後、見えやすい位置に登録記号を表示・貼り付けすればok
- 飛行の許可・承認を得ていない場合はドローンを登録後、登録記号を表示・貼り付けすることに加え、飛行申請を提出し許可・承認を得る必要がある
2022年度はドローンに関連する法律が大きく変わります。その1つがドローンの登録制度であり、他には免許制の開始などが予定されています。
6月20日以降はドローンの定義が100g以上に変更されるため、これまで飛行の許可・承認が必要なかった100g以上200g未満のドローンも飛行申請が必要になります。
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